今年中にあなたの器を大きくするたった1つのこと。
どんなに知識や技術をもっていたとしても、最後は人間の器が試されます。
これは仕事のみならず、子育ても含めた暮らし全般そうです。
そもそも人の器とは一体何なのでしょうか?
いろんな解釈はあるかと思いますが、筆者はこう定義したいと思います。
【他者の批評、批判、悪口、文句、愚痴を言わないチカラ】
どうでしょうか?
書いていてなんですが、筆者自身が最近1日もできていないことに愕然としてしまいます(汗)。
ついさっきも2才児の駄々こねに対して、つい声を荒げてしまい自己嫌悪の最中だったことをすっかり忘れておりました。
やっぱりこのテーマをやめようかとdeleteキーに指がかかりましたが、ある方に手渡したいという思いから、続けることにします。
筆者がかつて会社員時代の話です。セールス目標をなかなか達成できずに首の皮一枚の崖っぷち状態になっていた時期がありました。
結果にコミットという某RIZAPのCMを見るたびに、当時の営業会議を思い出します。
まるで毎日がデレッデレッ🎶のビフォーの姿みたいな状態でした。
なんとかこの状況を抜け出したいあまり、筆者は考えあぐねた末にどうしたかというと、お客様にその解決法を尋ねるという愚行、いや、若気の至りこれに勝り的なことをしたのです。
すると、ある仙人のような社長から次のことを教えられたのです。
「今から騙されたと思って3ヶ月間、他者の批判、批評、愚痴、文句、悪口をいう事を一切封じてみなさい。」
もしそれができた時、君の成績は黙ってても勝手に上がる。
万が一出なかったとしても別の仕事やりゃ上手くいくから。
ー やっぱり、転職ですか。
しかし、他になす術もなかった筆者は素直にその日から3ヶ月間試行し始めたのです。
批判、批評、愚痴、悪口を言わないと人はどうなっていくのか?
想像してみてください。
これは実際やってみて分かったのですが、
めっさ無口になります。
そして、気づくのです。
いかに自分が普段、空気を吐くように他者や周囲のことを批判、批評、愚痴、悪口をたくさん言っていたのかということに。もはや日常の9割ぐらいがそれらだったんかい?というかのように何も話せなくなります。仕事のできない理由がしみじみとわかってきます。
まずは一見無口でつまらない男になります。
周囲からは、どうしたん?機嫌悪そうやん。体調でも悪いのか?などと声をかけられます。
この過程で、いかにスマイルで耐え忍ぶかがキーポイントです。高倉健になりましょう。
静かにしていると、誰かが誰かを批評している声のガヤガヤがよく聞こえてくるものです。
ああ、オレも誰かを批判したい、文句を言いたい・・・・
禁断症状が襲ってきます。
悪魔の声がささやきます。「言っちゃえよ〜」ここ我慢です。
ましてや飲み会などで周囲の誘惑に乗ってしまってはアウトです。
会社員の飲み会では、会社批判、上司批判が酒の肴です。そりゃ盛り上がりますもん。
黙々ニコニコと食べ、飲み、できるだけ1次会でさっと帰ることが肝要です。
3週間も経つと、次第に慣れてきます。
すると、筆者の内面にある驚きの変化が生じてきます。
他者の良いところにやたら気がつけるようになるのです。
気がつくと、それを伝えたくなります。
もっと具体的言えば、ほめたり、ねぎらったり、感謝することが増えてくるのです。
あれほど嫌だった上司に対してすら、感謝の念が湧いてくる(ちょっと言い過ぎた)
ほんとうは、自力本願より他力本願でいいのかも。
他者へ感謝する総量が増えると、それはなんと自分への応援という形で返ってきます。
何でもかんでも自分一人で悩みもがく必要はなかったのかもしれません。
自力、自立と言われる厳しい世界でしたが、本当に仕事ができる人たちは、実は他力を上手に活かしていました。
組織で仕事をする本当の理由はそこにある、ようやくそこに気がつくのです。
そして器は大きくなったのか?
人の批評や批判、愚痴や悪口はほぼなくなっていました。気持ちがいいものです。
そして、何より毎日の仕事が楽しくなっていました。
自然体でいられるようになってきた感覚です。
よく言われるように、他人と環境は変えられません。
ならば、変えられないものには感謝で付き合えばいい。
成果は、、、いわずもがなですね。
誰しもこのトレーニングで器は変わってくるでしょう。
しかし同時に、人は弱い生き物です。
意識が薄れると、また他者のことをああだこうだいい始めます。
筆者自身も、自戒を込めてまだまだ修行が足りないと感じる日々です。
どうでしょうか。
よかったら、あなたもこの年末まで試しに一緒にやってみませんか?
【他者の批評、批判、愚痴、文句、悪口を一切言わないマラソン】
あなたの毎日が5ミリでも前に進むことを祈っています。