KOMA NOTE

”軽やかにシンプルに生きていく”考え方や実践をフリーランスの人材育成クリエイターがつづります。

継続は力なり、を証明しよう。

涼しくなってきた9月より、週2〜3ペースで再びジョギングを始めています。


ジョギングといっても、普通に走るとすぐバテて続きません。
しかし、ウォーキングだと何か物足りない。
おばちゃんのように、腕を不自然なほど振り上げて早歩きするのも恥ずかしい。
(あの効果もどうなんだろうか??)

ぼくが行き着いたのは、スロージョギング(以下スロジョグ)という方法です。
いいですよ、これ。

スロジョグとは何か?
要はゆっくり、走るだけ。


メリットは3つあります。

①30分くらいかんたんに続けて走れるという充実感
②ゆっくり走るので、膝や腰へもノーダメージ
③何よりいいのは、スロジョグしていると思考整理が勢いよく進むこと。

③について、ほどよく頭も回るのです。
結構なスピードで走ってみるとわかるが、頭は思考停止状態に近い。
歩いていると、無駄に邪念が次から次とわいてくる。
スロジョグだと、ほどよく良い頭の運動にもなっている感じがします。

これはしごとにも良い影響を与えます。

 

あなたもよかったら試してみませんか?スロジョグ。
下手に悩んだりするくらいなら、体を動かす方が得策です。
あらゆる問題は、じぶんの気持ちが前向きにならないと解決しません。

何より、澄んだ秋の空気は、びっくりするぐらい気持ちがいいですよ。


ところで、どうしてぼくは走り始めたのか?
すべては目的と目標から、つまりゴールセットが大切ですよね。

目的は、商売道具であるじぶんの体に磨きをかけるため。
とかっこつけてますが、要は体重を減らしたい。。
この年齢になると、油断するとすぐからだは重くなります。


目標は、今年中に無理なく5キロです。

 

当然スロジョグだけでは無理なので、
夕食は、白ご飯等糖質抜きという追加制裁も行っています。

妻は「そもそも夕食だけでいいのか?」とするどい突っ込みをしてくれます。
さすがです。
そこはあまり無理しません。
「継続できること」を重視します。
コツコツやることが成功のコツ、経験上わかっています。

 

さて、約1ヶ月が経ちます。
体調はすこぶる良好です。なんとなく身体も軽く感じてきました。

今朝、あまり期待せずにこっそり体重計に乗ってみましたよ。
どれどれ・・・

 

 

 

変化なし。むしろ若干増えとるがなっ!

 

スロージョギングで人生が変わる (廣済堂健康人新書)

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9月26日の「ひと言」

大切なものは目に見えない。

だから、書こう。

 

 

ぼくたちの盲点かもしれません。
だから、形にしておかないといけないのです。
つまり文字に書き現わす、ということです。
四の五言わずにいつも紙に書き出せ、という理由がそこにあります。

 

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見えましたか?

そのひとりに、なる。

自分が信じている人からの、たった一言によって人は簡単に絶望することができる。

 

純粋な子供はなおさらだ。
大人であるぼくたちは、時々そのことを忘れている。

息子はサッカーが大好きで週4日も練習に参加している。
サッカーを通じて、たくさんの友達もできた。
学校はつまらないというが、サッカーには風邪気味でも平気で行く。

 

彼は1年前よりかなり上達した。
そして同時に、友達の多くは息子よりもはるかに上達している。

昨日、サッカーの試合(大会)があった。
息子のクラブチームは人数が多いので2チームに分かれた。
1軍と2軍。

彼は案の定、2軍だった。
3ゲームすべての試合、結果は今まで見たことのないくらいボロ負けだった。
高校野球の県予選でよくあるとんでもない点差のアレ。
途中から、見ているこちらが辛くなってきた。

このチーム編成をしたコーチも残酷だなと感じた。
2軍の子供たちもみるみる萎縮し、諦めている。

 

相手チームが軽くポンポンと蹴るとゴールの繰り返し。
ちょっとかわいそうだな、と最初は思ったが徐々に
「もうおまえサッカーなんてやめちまえ!」と心の中で叫んでいた。
「負けてるのにちんたら歩いてんじゃねぇ、やる気ああああんのかぁ!ゴラァ!」と。

 

手にしていたペットボトルは1/10ぐらいに潰れていた。
もう気分は、スクールウォーズの泣き虫先生だ。

ぼくはなまじサッカー経験者だけに、言いたくなる。
フィードバックしたいことが山ほど湧いてくる。
山のたいがいはネガティブなこと。


ふだんはそれらはぐっとこらえて、1つだけ絞って言うようにしている。
言えば言うほど本人が消化できないのと、結局詰めモードになるので、やる気と自信を削いでしまうから。

しかし、昨日はもうぜんぶ言ってやろうか、と正直思った。
やはり君にはサッカーは向いていない。

この不満や怒りをどこにぶつけようかと、スマホで、「子供」「サッカー」「やる気なし」と検索している自分がいた。ぼくは何をしたかったのだろう。

 

 

でも、最後のゲーム中にその怒りの眼差しは、静かに変わっていく。

 

よくよく彼をみていると・・・アレっ?
細い体で、いつもならぶつかるのを怖がってよけるのに、自分より大きな体の子に体当たりでボールを取りに行っている姿。点を取られたら、ダッシュでセンターサークルにボールをセットしている姿。足を引っ掛けられて転んでもすぐ起き上がって奪い返しに走っている姿。まだインステップキックが上手にできないため、インサイドキックで精一杯のコロコロシュートを打っている姿を。

彼の表情はそう、ムキになって親に歯向かうときの顔だ。
本気になっているのを初めて見た気がした。
別人のようだった。明らかに内面で何か変化が生じたに違いない。

 

人は、不器用だけど諦めていない人を見て、応援したくなる。感動するからだ。ぼくは気づけば応援していた。周りの親たちもいつのまにか声に出して同じように応援し始めていた。

 

そして、ぼくは内面で明らかに間違っていたことに気づいた。
親の役割は、子を他者と比較してアレコレ批評批判をすることではない。
思い通りにコントロールすることでも、ない。


どんな時でも、かれの可能性を信じることに尽きる。
世界中の誰よりも。それを伝えるのが親という存在価値だ。

 

人によって、生まれたタイミングも性格も体格も違う。当然、成長曲線だって異なるのだ。
その前提をぼくたちはしばしば見失ってアレコレ言い過ぎる。
親たちよ、結果だけ見て ”あっせっんなよ!” だ。

息子との帰り道、かれはずっと無言だった。
ようやく口にしたのが、「めっちゃくやしかった・・」という一言。


その言葉を聞くことができて嬉しかった。
試合結果はボロ負けだった。
しかし、プロセスには成長の兆しがしっかり見えた。

彼は大切な学びを手にできた。
最初はチーム分けが酷だと思ったが、この判断をしたコーチには意図があったのだろう。感謝したい。

 

ぼくは、彼に言った。
「パパは、最後のゲームの君の姿をみて確信した。ぜったいに上手くなれるよ。そう信じてる。きみならできる。」

 

今日から毎日言おうと思う。

 

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誰かたったひとり、自分を信じてくれる味方がいたら、人はどんな壁でも登っていけるのではないか。

そう思います。


ぼくはそのひとりです。



 

一瞬で前向きになれる魔法の問いとは?

 

 「どうなっていたら、最高だろうか?」

 

ぼくが思考の出発点として、つねに用意している問いです。
あらゆる場面の問題解決に通用します。

いま、問題解決ってさらっと言いましたが、
そもそも「問題解決」ってどういうことなのでしょうか?
ちなみにぼくたちの日常は仕事だけでなく暮らしにおいても問題解決の連続です。


ぼくの定義はこうです。
A地点(現在地)からB地点(目的地)にどうやっていくか、ということ。

 

なんとなく歩いていたら富士山の頂上にいた、なんてことがないのと同じで、
行き先、つまりB地点がはっきりしなければ、実は問題も解決策も本質的には存在しません。

 

このシンプルな事実をぜひ忘れないでください。


ぼくたちは、しばしば問題を「考える」のではなく、「悩み」ます。
悩むというのは、過去に向かって考える行為です。
プライベートならいざ知らず、ビジネス上において悩むことには価値がありません。


なぜ、こうなったんだろう?
ああすればよかった・・
上司にまた怒られる・・なんて言おう・・


そんな感じで頭のなかでグルグルと問題が肥大、複雑化していきます。
無駄に時間を浪費し、やるべきことが先送りされていきます。
精神衛生上もよくないでしょう。


時間の無駄です。

 

一方、問題を考えるということは未来に向かっての行為です。
つまり解決行動へつながります。
経営者から見れば、社員には悩まずに「考えて」欲しいものです。

実際、「悩む」と「考える」の混同を多くの人がしているような感じがしています。

 

あなた自身は、うまく区別できていますか?
相手の思考をうまく区別させることができているでしょうか?

 

悩むのではなく、考えましょう。


たとえば問題解決を始める思考のスタートポイントとなる鍵が、
「どうなっていたら、最高ですか?」
という問い。

最初にB地点(目的地)をはっきりさせることなのです。
B地点があいまいなまま皆んなでザワザワしているケースがあります。
あなたの会社、組織ではどうでしょうか?

 

隗より始めよ、です。
さっそく、あなたが明日から使ってみましょう。
たとえば部下から、トラブル報告が上がります。
「なにぃ〜!なぜだぁ!おいぃ〜!」と朝から怒り心頭、ではなく


努めて穏やかに、

「OK。じゃあどうなっていたら、最高だろうか?」

と、クールにつぶやいてみてください。

(こころのなかは、グッと瘦せがまん)

一瞬で前向きになれる魔法の問い、です。
部下もあなたも、B地点という未来に視点が向かいます。

それだけでやるべきアクションがスッと見えてくることも。
もちろんそれは第一段階ですが。
(そこから先の思考技術は、また講座のなかで)


問題そのものよりも、まずB地点(解決後の状況)のイメージに注力する。
思考をそこから始めてみてください。

きっと大丈夫です。
ご参考までに。

 

 

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「ごめんなさい」という勇気

見ました?全米オープンの女子決勝戦
大坂なおみ選手の優勝、本当におめでとうございます。
試合中もさることながら、試合後のスピーチが素晴らしかったのです。

 

ジーンときました。

女王セリーナ・ウィリアムズを支持するほとんどの観衆がブーイングし続ける中、
大坂なおみ選手が語った言葉に。


「こんな結果になってごめんなさい。最後まで見てくれてありがとう。」

(詳細はユーチューブ等で確認してほしい)

 

何の非もなく、ただただ純粋に戦い女王に勝利した20歳の選手に涙目で壇上から言わせてしまったのです。

その瞬間。場内のブーイングが収まっていくのです。

映像では、セリーナも「あ、やべ、このままだと私悪者やん」と思ったのか、
「もう、ブーイングはおしまいよ!」的なコメントをあわて気味に言ってのけます。
(時すでに遅し感たっぷりなのですが)

 

ポイントは、「ごめんなさい」という言葉にあります。
このひと言が観衆の頭を冷やし、局面をガラッと変えたのです。
ごめんなさいには勇気が要ります。

ちなみに最近、言えてますか?


同時に「ありがとう」もありましたが、ありがとうだけでは、たぶんあのブーイングは収まらなかったのではないか、と思います。

 

 

***
人は、高い目線からの言葉にはなかなか心が動きません。
例えば、組織の中で上司になったりリーダーになったりする。
知らず知らずのうちに目線が上がっていきます。
部下の時にあれほど嫌だった、上から目線での豪速球コミュニケーションになるのです。

それがいかに素晴らしいプレゼンでも民衆(部下)の心には心地よく刺さりません。
何を言うかより、どんな目線で言うか。
低い目線にもなれることが、今の時代に大切な能力なのです。

では、いかに目線を下げるのか。
その魔法のキーワードこそ、「ごめんなさい」です。

例えば今年も様々なパワハラ問題や企業不祥事等、噴出しています。
子どもだったら当たり前のようにこう思います。
「まず、ごめんなさい、は?」

ほとんど大人は言い訳から始まります。
だから、いつまでもこじれる。
しまいにはバレているのに嘘をつきます。人によっては逆ギレを起こす。

子どもからすれば意味不明です。
そんな大人たちを澄んだ目で見ているのです。

お立ち台から「ごめんなさい」が言える人こそ、一流のリーダーです。
現代に求められるリーダーの理想のスタイルが、大坂なおみ選手から学べます。
あの人のために頑張りたい、なぜか素直にそう思えてくるのです。

ちなみに、「ありがとう」も素敵な言葉です。
ただ、上から目線でも言える言葉であることに注意が必要です。

私も管理職をしていた時には、折に触れ言っていたと思います。
でも「ごめんなさい」は思い起こせど言った記憶がありません。
リーダーとして、二流です。いや三流か?

「ごめんなさい」と言われると、
他責にしていた矢印が、次の瞬間自分に向くような感覚です。

全米オープンの決勝戦の顛末は、世界中で物議をかもしています。
色んな意見や見方があっていいと思います。
僕にとっては、もしかしたら今年最高の学びになるかもしれません。

「ごめんなさい」という勇気。
今、ぼくやあなたにとっても大切であり、必要な言葉なのかもしれません。
立場や年齢に関係なく、大事な時に素直に言える自分でいたいですね。

 

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この記事を書きながら、子供たちのカントリーマアムを気づいたら全部食べてしまっていた。

あの…ごめんなさい。

 

 

9月10日の「ひと言」

時間を工夫する秘訣は、時間の単位を変えることです。


なんとなく60分間を1単位にして会議や仕事を進めていませんか?
今日から15分間を1単位にして仕事を組み立ててみましょう。
意外にも多くの仕事がその1単位の中で完結できることに気づかれることと思います。

難問は分割せよ、です。(By デカルト

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シンプルなやり方が簡単で楽とは限らないけど。

シンプルな経営をすすめています。

仕事であれ日常であれ、同じです。


結果が思うように出ない時ほど、
僕たちはフクザツに物事を考えています。

シンプルに考え、シンプルに行動していきましょう。

 

「ほんとうに大事なことは?」

シンプルさへの鍵です。
結構、どうでもいいことに時間とエネルギーを取られています。
どうでもいいことを増やしています。

シンプルなやり方は大抵の場合、いい結果をもたらします。
でも、シンプルなやり方が決して簡単で楽とは限らないのです。
どういうことか?

 

たとえば、

「会議のゴール(目的)をハッキリ宣言してから、スタートする。毎回。」

 

一見シンプルです。

これがなかなかできない。

なぜでしょうか?

 

「私はそうしたいんですけど・・・」

そんな声が聞こえてきます。
あなたの組織ではいかがでしょうか。

シンプルを目指すがゆえに、
時間や人のエネルギーを多く費やすこともあるのです。


繰り返します。
シンプルなやり方は大抵の場合、かなり良い結果をもたらします。

 

今リーダーに問われているのは、
本質は何か、を見抜くこと。
それ以外は思い切ってバッサリ捨てる覚悟です。

時価総額1兆ドルを超える大企業アップル社。
創業者のスティーブ・ジョブズがシンプル主義を原理原則に掲げて、
大躍進したストーリーは有名です。

今このブログを書いているアイフォン、ボタンはたった1つです。
想像ですが、1つにたどり着くには楽ではなかったでしょう。


もしも会議でジョブズが”念のため”とかいってボタンが4つになってたとしたら・・
ここまで世界中でヒットしていなかったかもしれません。
きっと、コレめんどくせとネットで叩かれていたでしょう。

 

たった1つに絞ったから。
ヒットした理由の1つにあるような気がします。
ユーザーとして僕はこのシンプルさが好きです。

 

覚悟をもって物事にメリハリをつけていきましょう。
常にシンプルを目指すあなたを応援しています。
シンプル経営のすすめ、でした。