気軽に聞けない職場文化。
こんにちは、駒込浩明です。
個人の思考力を上げるセミナーを法人対象で行っております。これが私の本業です。
しかし、経営者からの相談は多岐にわたります。時間の許す限り相手のお悩みにのることが私の信条でもあります。
それにしても「生産性」「効率」って言葉は経営に携わる方の関心は高い。
”コマちゃん(と呼ばれることが多いのです)どうしたら生産性あがるのかね?”
私の場合、知的生産性になります。個人の力ももちろん大事なんですが、決定的に組織の知的生産性が変わるポイントとは、
「しょーもないことでも、気軽に聞ける職場かどうか」ではないか。
ひとつひとつの仕事に時間がかかる、残業多い・・・大抵、ひとりで抱えて悩むことがネックです。「気軽に聞けないこと」が、生産性を思いっきり阻害しているのです。
現に私自身が30代始めまでそうでした。こんなことは自分で処理しないと、とか自分を鍛えるとか、変な自意識とプライドで。
しかし、相当な時間と体力というコストを投下した割に、結果はなかなか出せませんでした。もっともダサい仕事の進め方でした。
ちなみに私、社会人のスタートは、国内企業ですが異文化コミュニケーションの環境でした。ある初歩的なことを聞くと、「自分で考えてみて」「調べてみた!?」と当時の先輩や上司にピシャリと言われて、もう聞くのが怖くなったという今じゃ考えられないくらいのビビりでした。
しかし、一緒に働いていた外国人(特にアメリカ人)は、ほんとにしょーもないことをすぐ聞くのです。何度でも。日本人なら、えっそんなことまた聞くの?と思ってしまうようなことでもです。
私は恥ずかしながら、ひとりで抱えてしまうタイプで結局周りに迷惑をかけていました。あ〜ジョージがうらやましかった。。彼は結局いつもサクサク仕事をこなしていたのです。
冷静になればわかります。
わからないことは、いつまでたってもわからないのです。
気軽に聞けて、気軽に教えられると、相当仕事は効率よく進みます。中途ハンパに「育てる」というお題目を引っ張り出して個人に考えさせるよりも、さっさと教えて行動させていく職場の文化を作っていく方が、生産性は上がります。
もちろん、前提として気軽に聞ける職場の雰囲気を上司やベテランが率先して作ることが大切です。そういった職場こそ、結果的に主体的な人間が育つと思うのです。
なぜか?仕事に興味を持ち、結果が出て楽しくなってくるからです。
この楽しいという感情を持たせることこそ、生産性向上の鍵なのです。
(思えばジョージは常に笑顔でした。)
例えばこんなスローガンはどうでしょうか。
「?」が出たらググるより、「誰に」聞けばいいか?を考えよう。
言葉が世界を創ります。職場でお試しあれ。
今日も笑顔を忘れずに。
2年ぶりにスマホを新しくしました。ある部分の設定変更で困っていたのですが、AppleCareのNさんの専門性に助けて頂いた。まさに神対応でした。