誰かにアドバイスしていることって実は・・
週に何度かビジネスパーソン向けの個人コンサルティングもしています。
お茶を飲みながら相手の話を紙に書き出し、思考整理のお手伝いをしているだけ(つまりほぼ雑談)なのですが、みなさん結構スッキリされて帰られます。
会社での人間関係、営業成果、リーダーシップ、、、人によってクリアしたいことは様々。ありがたいことに大方のテーマは、僕自身がかつて経験した悩みや葛藤に当てはまります。
だから映像が浮かぶように共感できることが多い。
改めて不器用で仕事ができなかった暗黒の若手時代に感謝しています。やはりうまくいかなった経験とは最強ですね。
相手の話の要所要所で、「もし私だったら・・」と相手が見落としていそうな視点を手渡すわけですが、先日「もし、私だったら〜」とアドバイスしながらハッと気づいたことがありました。
何かというと、、、
「誰かにアドバイスしていることって、実は自分にかけている言葉だった」
ことに。
鏡の法則ですね。
例えば日頃我が子にかけている声かけもアドバイスも、実は翻って親である自分へのアドバイスなのかもしれません。
例えば・・・ついつい言ってしまうのですが、
”早くごはんたべなさい!” →早くしなければならない案件があるのでは?
”集中してやりなさい!” →最近、雑念に振り回されてない?
”お片づけは!” →自分の机の上、どうよ?
”何回言ったらわかる?” →やろうよ、いい加減に。
”負けからいっぱい学びなさい” ←どんな話題か?忘れたけど、息子に贈った言葉。
どうですか?
我が子にガミガミ言うことも、実は同時に自分に対してガミガミ言っている。
そう捉えることもできませんか?
アドバイスの真理なのかもしれません。
そしてアドバイスというのは、何を言うかも大切ですが、「どんな目線で言うか」がもっと大切だと経験上感じています。
僕は仕事の性質上、先生とか言われることが多いので、無意識に上からの目線になっていないだろうか、時折振り返るようにしています。
このことを知っていると、目線がヘンに上がることも下がることもありません。
相手と同じ目線に立ちやすい。
つまり、「相手は自分」。
これがアドバイスする側の忘れてはならない態度なのです。
ご参考までに。