出来事は起きる。しかし、問いは選べる。
時の総理大臣が国民の協力をと緊急会見をし、コンサートやスポーツなどのイベントは次々自粛、学校は休校、ガセ情報にのせられた庶民がトイレットペーパーを求めて我も我もとドラッグストアに列をなす。日々の不安は「すべて誰かが悪い」でまぎらわす。
この世相、桑田佳祐さんならうまく歌にできそうですね。なんとなく。
さて、こんな状況の場合、筆者のような法人企業が相手の仕事、特に研修系は真っ先にキャンセルになります。
想定内ですが、3月はやっぱり暇になりました。。
しかし、おかげで積ん読していた書籍をゆっくり読む時間ができ、新年に入りサボっていた身体トレーニングにも時間を注げます。
ささやかなアウトプットとしてのブログも書いたり、と。
短期的な収入の減少は否めないのですが、
次のアウトプット機会を見据えた準備するチャンスと捉え、頭と身体のキャンプインにするぜ!と決めている零細個人事業主の筆者です。
とはいえ、この状況に戸惑っている人も多いでしょうね。
子育て中の親(我が家も含め)においては、この2週間の過ごし方からどーすんねん!と頭を悩ましているのではないでしょうか。
まさに正解のない判断を自責的にそれぞれがしていかなくてはならない時代です。
経営者においても、特にここ数日は様々な経営判断で頭を悩ませているでしょう。真に変われる企業とそうでない企業、今後の運命が分かれる分岐点といえそうです。
今のように先行きが不透明で、従来のパターンが突如として通用しなくなった時というのは、過去の歴史上もそうでしたが、着実に次の時代が動き出しています。
まだ表には出てきてはいませんが、やがて次の時代のリーダーが立ち上がってくるでしょう。
そう思うと、この変革期に生きているということは、様々な問題に直面し苦しみあえぐのですが、同時にピンチはチャンス。痛みと同時に、絶好の好機が生まれてくると言えます。
だからこの3月の過ごし方は個人にとっても本当に大切だと思っています。
講座でも度々登場するフレーズです。
「出来事は起きる。
しかし、問いは選べる。」
あなたは今、どんな「問いかけ」を自分にしていますか?
不安と恐怖を煽るメディアの情報に右往左往するよりも、あなたやあなたに関わる大切な人たちが笑顔になる問いをもちたいものです。
(笑顔は免疫を強くします)
仕事がなくなる恐怖に怯えるのではなく、新たなサービス創造ができる絶好の機会だとおもってお客さんの喜びや嬉しさを改めて問い直してみたいものです。
(仕事のデジタル化を始め、生産性の本質からごっそり見直すよい機会!)
新種のウイルスに自分だけはかかりたくないと我よしを願うのではなく、ここは発想の転換。すでに自分はウイルスに(知らずに)感染していたという仮定、前提で生活をしてみる。
(日頃謙虚さや丁寧さがまったく不足していた自分、他人事でいた自分に気がつきます)
ぼ〜っと日々を受け身で過ごすのではなく、少し先の未来に視点を置いて、自分なりの問いを持ってみると、人生を変えるチャンスが次々見えてくるはずです。
筆者はそう思って3月をスタートさせています。
問いの質は、仕事の質につながります。
仕事の質は、人生の質につながっていきます。
今後も混乱は続くでしょう。
人々のイライラや不安、怒りが募ることもあるかと思います。
でも、私は微笑みを絶やさずに、喜びに向かう問いを立て続けます。
何が起ころうが「にもかかわらず」できるのです。それが私たち人間の知性です。
いま、お天道様に試されているんだと思います。人間の良心や知性が。