KOMA NOTE

”軽やかにシンプルに生きていく”考え方や実践をフリーランスの人材育成クリエイターがつづります。

小説を読もう。

ビジネス書は読んでも、小説は読まないというビジネスパーソンは多い。
ぜひ小説を読んでほしい、特に男性。
感性がカラッカラに干からびてくるよ。

 

おすすめは、古典。
誰か1人おすすめするなら、やはり文豪・夏目漱石だ。
どの作品も良いのですが、坊っちゃん」「こころ」
もはや課題図書にさせてください。

 

こころ (新潮文庫)

こころ (新潮文庫)

 

最近、ふたたび読み返している「こころ」。

 

 

筆者は20代の頃から幾度となく読んでいる。
しまいには、音読までしている(笑)。
不思議なのは、なぜか音読していると幸せを感じるのだ。

 

小説は単にストーリーの面白さだけを追うのではなく、
1つ1つの言葉の美しさ、表現の巧みさ、
そして人間描写の深さを味わう。

 


小説は何度でも読み返し、
その時その時の感じ方の違いに気づくのが
また愉しい。

 


登場人物を自分に置き換えたり、
話の設定を、自分のリアルな状況に重ねたり、と
想像力をたくましく鍛えてくれる。

 

 

筆者のように日々人を相手に仕事をしていると、つくづく思う。

「いかに自分がまだまだ人間を知らないか」を。

分かったふうに言ってしまう時もあり、
まだまだそんな自分を反省することしきり。

 

加えて、昨今の報道から思うのは
なぜそんなことをしてしまうのか、という訳の分からなさの多さ。
単に「多様性が・・」という一単語では安易に片づけられない気がしているのは筆者だけなのだろうか。

 

今の社会で大人たちに必要で、且つ不足しているのは、人間理解力なのかも。
と、筆者は考えている。
「ちょっと何考えているかわからない部下、上司、顧客」あなたの周りでも多くないですか?

 

伝えたいことは、
筆者も含め、人間という難しくて面白い存在をもっともっと理解していこうよ
ということだ。

 

そのために、小説はもっとも優れたテキストだ。
読書の秋(もう冬か)。
よかったらあなたもしばしスマホを置いて、1冊の小説を。

 

では^ ^

 

 

PS.

夏目漱石は男女関係なく鉄板でおすすめですが、
男性のサラリーマンでしたら、個人的に垣根涼介氏もおすすめです。

君たちに明日はない (新潮文庫)

君たちに明日はない (新潮文庫)

 

 人間の感情描写が素晴らしい。