KOMA NOTE

”軽やかにシンプルに生きていく”考え方や実践をフリーランスの人材育成クリエイターがつづります。

フリーランスになってわかった自分という商品価値を高める3つの観点とは?

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あなたは何によって憶えられたいか?

 

この問いかけは、かの有名なPFドラッガー先生の言葉です。

自分のセールスポイントを真剣に考えるようになったのは、会社員を辞めて自営業として再スタートを切ってからでした。

会社のブランドや信頼がなく、自分が商品であり「価値」を一からつくっていかなければ、と思っていた矢先に出会ったのが、上記の名言です。

 

自分のウリってなんだろうか?

 

たとえば、

・組織人事のコンサル会社で得た経験と蓄積した専門的ノウハウ。
・管理職としての経験。
・徹夜してでもやり遂げる根性と体力?(次第に衰えを感じるが)

 

まぁそんなことを書き出して、当時プロフィールに反映させたりしていました。

 

皆さんも、独立するかどうかは別として、なんとなく時代の流れから「自分」という商品価値を高めていく必要性を感じ始めているところってないでしょうか。

 

歴史を振り返れば、明白です。
価値が生まれる源泉がどんどん個人に向かってきていることが。


かつて高度経済成長時代には、いわゆる業界単位(鉄鋼業界?ウワっ!すごい!)でした。そして企業単位(◯◯銀行ですか!いいですね、安泰ですね)に移り、そして成熟社会の現在は個人単位(あなただから、お願いします)に変わってきています。

 

わたしたちは個人の時代を生きている、そう言っても過言ではないのです。

 

 

で、実際にお客様に憶えられたこととは?

 

自分の価値(ウリ)を考えるとき、多くの人は過去の経験や実績、または専門性や能力、このあたりから要素をあげていくでしょう。

 

私もその点を整理し自己紹介するのが当たり前でした。

 

でも、衝撃的な発見として、
お客様(主に経営者)から選ばれた際の多くの理由は、なんと過去の「経験」や「能力」とは別のところにあったのです。

 

 

それは、、、

 

人柄。

そう、ひとがらです。

 

あなた、明るいから。
あなたの前向きさがいい。
あなたはいつも楽しそうだから。

 

人柄という自分の内面も実は商品価値の1つだったことを教えられたのです。

(もちろん一定レベルのスキルがあることが前提です)

 

嘘をつけない、真面目とか、こんなことがウリになるのか、
そう思う方もいるかもしれません。

しかし、たくさんのビジネスパーソンと接してきて思う筆者の中にある真実は、

 

結局、”思いやりと勇気のある人”が活躍している。

ということです。

 

 

 

 

商品価値を高める3つの観点とは?

 

自分の価値を考える(磨いていく)際にまず代表的なのは、

①キャリア⇨過去の経歴や実績

②スキル⇨個別の専門的知識やビジネス能力

 

といえます。

しかし色んなところでこういった話をすると、出てくる声が
「あ〜、私にはパッとしたものが何もない・・・」という諦めにも似た言葉です。

(ほんとうは誰しもあるんですけどね・・)

 

もちろん自己投資を継続し、様々な人とつながることで学び続ける姿勢がなければ価値もへったくれもありません。
何もやってなければ今から即始めたらいい。

そして筆者の例を持ち出すまでもなく、現実の社会は人間の感情を多分に反映しています。すべてにおいて常に合理的な判断をしているわけではないのです。
1つの仕事を任せる2人の候補者がいれば、感じのいい人、信頼できそうな方を選ぶのが人間です。


ましてや世の中を見渡すと、実は誰がやってもいい仕事って意外に多いもの。
どうせ頼むなら熱意のある人(組織)に任せたい。それが世のリアルです。

 

 

従って、①や②だけでなく、

 

③人柄⇨性格(協調性や熱意など、人脈も含む)

 

も、①②に並ぶ大事な観点となり得ます。
あなたにも価値ある素晴らしい人柄はあるはずです。


自分では気づけていないなら、親しい周囲の人に素朴に聞いてみると教えてくれるでしょう。
あなたのその人柄は「かけがいのない価値」なのです。

 

そして未来に目を向けるなら、抜群に「いい人」になっていこう!というわけです。
特別な経験や能力はないけど、なんか居るだけで空気が明るくなる、話しかけたくなる、勇気がわいてくる。そんな人ってかつていませんでしたか?
心なしか年々減ってきているような…


いい人なのです。
ハート&ソウルがある、そういう人はこれから貴重です。

人柄は専門的にいえば、能力ではなく「資質」に分類されるものですが、
大人になってからでも磨ける現代のスキルではないかと、筆者は思います。

 

企業の現場における人の教育課題についても、実は人柄的な資質に関する話題がじわりじわり上がってきています。やはりそうだよね、そこだよね、と。
現状は企業の研修や現場の教育場面でどうこうできる問題ではありません。
しかし、顕著に大きな課題になってくるだろうと筆者は予想しています。

 

能力的な側面は、どんどんAIやロボットに置きかわります。
人間がほんとうにやるべき仕事ってなんだろうね?そんな問いかけが始まってきます。

 

さて、あなただったら①、②、③のどれで行く?尖らしますか?

 

もちろんすべてにおいてピカピカに秀でているのが理想です。
しかしそんなパーフェクトヒューマンは極めて少ないでしょうし、そうなれない自分を責める必要は1ミリもありません。

 

繰り返しますが、これからはますます個人の時代になります。
独立している方、これからしようと思っている方はもちろん、より雇われる力を向上していくためにも自分の価値(③を忘れずに^^)には目を向けていきましょう。


まずは時間をつくって、ぜひ3つの観点で棚卸しをしてみてください。
(やる際は必ず紙に書き出しながら、をおすすめします)

 

振り返ってみることで、あなたという商品がこれからの社会の中で、
人に役立つ、喜ばれる存在になるための大ヒントが見つかるかもしれませんよ。

 

今日も読んでくださりありがとうございました。

 

では!