KOMA NOTE

”軽やかにシンプルに生きていく”考え方や実践をフリーランスの人材育成クリエイターがつづります。

よりよい仕事をするためには?

明日は梅田でワークショップ。
某大手金融機関の若手の皆さまが大勢集まる場でファシリテーションをしてきます。


よって、今日は部屋にこもって3時間ぐらいずっと明日のシナリオを考える。

 

正直なことを言えば、
いつもはワークショップをする際、そんな準備に時間はかけないんですね。


1枚サラサラ〜っと構成を書きながら楽しいイメージして終わり、あとは参加者の顔と場の雰囲気を感じて大体話すことを決めています。


決してただ手を抜いているわけではありません。
筆者は戦略的な手抜き、と称し至って前向きで効率的な仕事をしているのです。

 

でも、なぜか今回はふだん以上に時間をかけ、念入りに準備しているのです。
何枚も紙に言葉を書き出して、要所要所のメッセージを練っています。

 

ふと、なんでだろう?と思い
窓から見える遠くの山々を眺めながらそんな自分を考えてみました。



*****

 

 

要は、慣れへの危機感、とでもいいましょうか。

 

 

仕事って何でもそうですよね。
何度も何度も同じことをしていると、無意識レベルでこなせちゃいますよね。

 

こなし仕事、さばき仕事になってくる。考えなくても回る仕事。
つまり仕事になんにも問いがなくなってくる状態です。
それってマンネリと言うのでしょうね。


しかし、そこが落とし穴。


マンネリという状態は、あらゆる仕事で肝心な”相手目線”をじわじわ失っている、のです。

 

セミナーを例に出せば、
サラサラ口をついて出てくる言葉には、わかりやすい反面、他人の心を動かすエネルギーはそれほど宿っていません。(あくまで筆者の意見ですよ)

 

セミナーをやりだして最初の頃を思い出します。
情けないほどぎこちなかったけど、心を込めて一言一言ことばを手渡すように伝えていた自分がいたことを。


下手だなぁ失敗だったなぁと思っていたら、参加者からめっちゃ感謝のことばをもらえたこと。
相手が聞きたいことばってなんだろうと毎日毎日そればっかり考えていた日々。
セミナーが終わると、録音した自分の声を聞いて「一人ダメ出し会」をしていた日々。

 

でもなんか、すんごい充実していたんですよね。

 

 

*****

 

そう、今日気づいたことは、マンネリ感。


「だからこそ、初心にかえれよ〜^ ^」ってことです。

 


たとえ同じことを言っていても、自分がどんな気持ちで言うかによって相手の感動は変わる。

 

心のどこかで最近ウスウス感じていたことだったんです。

 

10年前、コレは人を感動させる仕事なんだ、と気づいたからこそ
その面白さ、やりがいにのめり込んでのめり込んで、今ここに自分がいるのです。

 

 

そうか、だから、今回念入りに準備しているのかワタシは。。

 

よりよい仕事をするためには、アレコレ足りない情報をかき集めることよりも、シンプルに初心に立ち返ってみる。

例えば、あなたが仕事で大切にしていたことってなんだろうか。

私の場合、感動です。自分も関わる方々も仕事を通じて感動できたら素晴らしい。

そう思ってやっています^ ^

 

もしアレ?なんだっけ?となるならば、、、明日への大切なヒントって、過去の未熟だった自分が教えてくれるかもしれませんよ。

 

明日はいつもどうり自然体ですが、メッセージに魂込めて、やってこようと思います。

 

では!