「メンタルが」と嘆くより「シンプルなメモ」を書いてみよう。
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東日本を縦断していった台風19号によって被災された多くの地域、皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
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まだ全容が明らかになっていないようですが、一部の被災報道を見ながらしばし絶句するしかありませんでした。
自然の脅威はこれで終わることなく今後も続くでしょう。
自分や家族の命は、自分で判断し守っていくこと。
まさに「自責の時代」の到来を確信した週末でした。
皆さま、大丈夫でしたか?
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近年、企業の中で「メンタル」という言葉が飛び交うようになりました。
「あいつは、メンタルが弱い」
「若手層のメンタル強化が課題」
「欠勤?ここ(メンタル?)やっぱり。増えてきたよね〜」
メンタル、メンタルって言っているので、
たしかにメンタルにも何らかの理想とはかけ離れた現実が起きているのでしょう。
筆者は精神科医ではありませんし、心理学者でもカウンセラー資格を持っているわけでもありませんので、その分野の方々から異論反論があることを前提で、今回も好き勝手にお話したいと思います。
俗に言われるメンタルトレーニングとかも受けたことがないので、
その内容や効果のほどはわかりません。
もちろん一定の効果はあるのでしょうけど。
でも、、、
多くのビジネスパーソンのパフォーマンス・パートナーをしている現場のリアルからすると、ほのかな違和感があって、
「ホントにそれは個のメンタルの問題にしていいのだろうか?」
と感じるのです。
・・というか、そもそも「メンタル」ってなんだ!?なのです。
心?精神?気持ち?
みんなわかってるのかなぁ。
少なくとも筆者にはフワッとした言葉です。
個人的に精神的な世界は嫌いではありません。
むしろ好きなジャンルです。
しかし、曖昧に漂う組織や個人の問題の原因がよくわからん場合、時に人の「メンタルの弱さ」に求めてしまう場合もあるように思うわけです。
しかしそのメンタルも”見えない言葉”なので、具体的な対処もできていない。
例えば「お前、メンタルが弱いよね」と言われてもどうしていいか分かりません。
今度の休日、滝にでも打たれたらよいのでしょうか?(笑)。
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筆者の考えは一貫しています。
大事なことは、”どんな時も〜どんな時も〜アタマの整理♫”です。
(バックミュージックは、槇原敬之です。)
具体的にはメモ習慣をつけること、に尽きます。
紙とペンがあれば、だれでもいつでもどこでもできます。
メンタルうんぬん言っているよりも、シンプルなメモを書いてみてはどうですか、なのです。
仕事の場合、とりわけシンプルです。
以下の①〜③がクリアに”見えているか”、だけなのです。
①やるべきことを
②ちゃんと
③やる 以上。
①やるべきことを
⇨仕事の全体像とゴール、自分の役割、クリアすべき基準が見えているか?
②ちゃんと
⇨段取り、ステップが見えているか?
③やる
⇨最初の1アクションが見えている(動ける状態か)?
「見える」というのは、いつも言っていますが「書き出せているか」です。
多くの不調や空回り、元気がない組織、または個人の場合、①か②か③のどこかが「見えていない」。
まったり且つぼんやりしているのです。
経験上、大抵①です。
もしもここが関わる人たちの間でクッキリ見えているとするならば、、、、
何事も地図があれば、迷子にはなりません。
困って「メンタルが〜」という言葉を使う前に、日頃からメモで頭を整理すること(あるいはそのサポートをする)の方が100倍現実をポジティブに変えていけますよ。
以上、全くもって筆者の感覚ですけど^^
もちろん、どうしてもショックなことがあって気持ち的にダウンしてしまうのはどなたの人生においても起こりえます。
疲れやストレスがたまって何もする気が起きない時だってあるでしょう。
そんな時は、無理してメモ書きするのではなく、まずは温かいお風呂にゆっくりつかって、好きな映画や本にでも触れて、美味しいものを食べて、ぐっすり眠りましょう。
特に睡眠は大切です。ひたすら眠る。
大いに結構です^_^
そして、次の日朝スッキリ覚めたら、「メモ書き」をしてみましょう。
今の自分にいったい何ができるのか。
書くことで見える。
見えることでココロのエネルギーは生まれてきます。
紙とペンは、あなたの味方なのです。
メモ習慣は人生をも変えていきますよ。
これは本当です。
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筆者の月一メモ技ワークショップの体験会が10/23(水)にあります。
今回はメモを活かした「セルフコントロール術」です。
毎回開催が大阪の梅田なので、関西圏の方中心になるかと思いますが、
ご興味あれば一度お気軽に♫
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