KOMA NOTE

”軽やかにシンプルに生きていく”考え方や実践をフリーランスの人材育成クリエイターがつづります。

また面談をお願いされる3つの鉄則とは?

面談と聞いて、あなたはどんな印象をもちますか?

 

ほとんどの方はあまり嬉しくない印象を持つでしょう笑。

従って今回のタイトル自体、まったく興味がないでしょう笑。

 

でも、自由に書きますね。

 

***

 

筆者は近頃、ほぼ毎日クライアント企業の社員さんと面談をしています。


いくつか質問をしながら、あとはずっーと話に耳を傾ける仕事です。
世の中、こんな仕事もあるのです。

 

大体、内容は2つの悩み相談になります。
今後のキャリアへの不安、上司との関係性について。
そして、気持ちが弱くなっている方だと途中ブワッと泣き出すこともしばしばあります。

 

日頃、感情をグッと抑えて、お仕事をされているのでしょう。
こういう場合、利害関係の極めて少ない筆者のような立場の人間にはオープンになりやすいようです。
仕事、プライベート関係なく自由に話をしてもらいます。
とめどなく話が出てきます。

 

筆者もそうでしたが、こんな便利で豊かな時代にも関わらず、なかなか悩んでいることや不安なことをアレコレ話できる環境って少ないようです。


そういう意味でこの社会は本当に豊かになっているのだろうか、とふと思ってしまいます。

 


あなたはいつも誰に相談していますか?
あなたの話を最後まで聞いてくれる方っていますか?
いらっしゃる方はそれだけで幸せです。

 


もしいなかったら、まずはあなたが誰かの話を聞いてあげてください。
必ず、あなたの話も聞いてもらえると思います。

 

 

さて、人は何事も出すとスッキリするものです。
悩みや不安は抱えずに「出す」に尽きます。
出すとは見えること。

 

 

ぼんやりと見えないから、不安なんですね。
その正体さえ分かれば、幽霊も上司もまったく怖くない!
だからたった一人でもできる「メモ」は強い味方ですよ、と方々で言っているわけです。

 

 

つくづく思います。
あ〜この言葉、25歳の不安だらけだった若き頃の筆者に届けてやりたい。。

 

 

***

 

話を面談に戻しますね。


カフェで泣いている、目の前におじさんがぼーっといる構図。
はたから見れば、このおっさん若い子を泣かしてるよ!の図に違いありません。。
今日もカフェ店員の突き刺さる視線を感じました(笑)。

 

 

筆者は、企業の管理職時代も含め、相当数の面談をしてきました。
フリーになった今でも企業経営者から様々な個人まで、面談を望まれることが多々有ります。ありがたいことです。
そういう意味では、面談のプロフェッショナルだと自負しています。

 

今回はそのささやかな経験から、筆者が心に留めている

『また面談をお願いされる3つの鉄則』をまとめてみました。

 

あなたが面談をする立場でしたら、ささやかな参考に。
いやいやむしろ面談される側だわ、という方なら、誰かの支えになる話の聞き方のコツだと捉えていただければ幸いです。

 

 

***

 

では参ります! 

 

まず1つ目、

 

《共感というお風呂に入る》

 

「それ、わっかるわ〜!」以上。この一言です。

 

面談者となると、なまじ年齢が上だったり、立場が上だったり、コンサルタントという肩書きをもっているがゆえ、相手の話をどこか批判的に聞いてしまいます。


相手の話を聞いているそばから、次に打ち返すタマを込め出しています。
なんなら、語尾を被せるがごとく打ち返します。

 

『でもさ、』はい終了!
相手はその「で」の時点でもう面談していく気が失せています。
かつてそんな経験ありませんか?


筆者もまだ面談がド下手だった時、相手の悩みを聞くと、すぐアドバイスしようと考えていました。
それは言い方を換えれば「相手を変えようという立場」になります。


意図せずとも、相手を高いところから見下ろし、相手に変われと押し付けるかっこうになるんですね。

 

変われという言葉を押し付けるだけでは、人は変わらない。

 

面談において、上から目線の言葉はいらないのですね。
まずは、相手の感情や感覚を共有することが何より大切なのです。

 


筆者は若い時分から、多くの失敗や空回り、悩みを経験していました。
だから、嘘ではなく本当にかつての自分に重ね合わせることができます。

 

相手と同じお風呂に入るつもりで。

Viva悩み苦悩失敗!!それ、わっかるわ〜!

 

 

 

2つ目、

《絶対味方という目線》

 

否定しちゃダメです。
そうではなくて、最初から最後まで味方になると決める。
でないと、あなたの言葉はいっさい心に届きません。

 

あなた、悩んでいる人 vs 僕、解決してあげる人

 

こんな構図では、その面談は確実に失敗に終わります。

ヒントは、指を相手ではなく自分に向けてみることです。
悩んでいるのは相手なのに、自分だったらその悩みにどう向き合えるかな?
そんな感じで我がごとのように、共に考えてみるのです。

 

ここでも同じお風呂に入っています。
実はね、私も心のどこかで同じ悩みを抱えている一人なんだよ。
そういう目線に立ち続けた時、あなたの言葉が届いていくような気がしています。

 

 

 

3、解決(アドバイス)を手放す

 

安易に解決しようとしちゃダメなのです。
そもそも面談者がその場で解決できることなどほとんどないと言えます。
自己陶酔に陥る前に言っておきます(自戒を込めて)

 

解決してやろう、アドバイスしてあげようなんてさっさと手放す。

その方が自分も相手もリラックスできますよ。


でも解決してあげたいですか?
その思いついた解決策、手放せなくて握りしめたままだとどうなるでしょう?


相手の非を指摘し、上から目線で言葉が直球になっていきます。
もうわかりますよね。
「変・わ・れ」の3文字しか伝わりません。

 

 

では手放せたならば、あとはどうするのか?

 

 

あくまで筆者だったら、ですが、
共感し、味方になっていることを前提に、
最後に、相手が自分でその壁を乗り越えられるよう
「励まして」終わります。

 

 

 

「あなたなら大丈夫、人生ここからですよ。ここからですよ!」

 

 

シンプルすぎますか?

 

 

でも大切なことを言いますね。

 

相手はこれまでも、これからも自分の人生を生きていくのです。
それは当然ですが私でもなく、他の誰でもありません。

 

悩みや問題という壁はこれからも遠慮なくたくさんやってくるでしょう。

 

目の前の壁を乗り越える1個の中途半端なアイデアよりも、相手に必要なのは「自分の人生を生きていく」という自覚であり、勇気なのです。

 

だから、私は励まし、あとはただ静かに見守ります。
相手がどんな状況であろうが「いつも励ます人」になります。

 

あなたがもっている力を心から信頼しているからです。

 

 

 

Wさん、まだ25歳。
だいじょうぶ、人生はこっからですよ!!!

 

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大阪市内を川と共に。本文とは関係ありません。