われ以外、みな師。
週末は、顧客先にて月1の勉強会。
各自のプロジェクト進捗を共有し、濃いフィードバックをし合う。
参加メンバーが率直な意見を発信できるようになってきた。
ささやかな成長を感じる。みんな素晴らしいなぁと改めて。
ここでの体験は、日頃のミーティングや会議でも通じる基礎体力になる。
正解らしきことを一発で当てに行くんじゃなくて、その状況その状況における最適解に向けて、互いが ”にじり寄っていくものだ”という姿勢。
議論は戦わせるものではなく、深めていくものだよね、やはり。
一緒に考え続けましょう。
世は入社式があり、新しいスタートの季節。
ぼくも今日は、今週始まる新入社員研修の準備をしています。
あなたも少なからず、仕事を教えたり社会人とはなんぞや等、指導することがあるでしょう。
ぜひ、用意した正解を手渡すだけでなく、その場で新人と一緒に改めて考えてみてはいかがでしょうか。
たとえば、
・そもそも仕事や働くとは何か?
・なぜ私たちは働くのか、根本目的とは?
・学生と社会人の違いとは?
・仕事の報酬とは?
・共に持ちたい大切な価値観とは?
などなど、、。
一緒に考えるとは、問いに向き合うこと。
4月はあなたにとって「教える」季節かもしれません。
しかし同時に、教える側が一番自らの未熟さに気づき、学べるのです。
つまり、実は一年でもっとも「学び」の季節にもなる。
「われ以外、みな師」
小説「宮本武蔵」で有名な吉川英治の清々しい言葉。
何歳になろうが、人生はつねに勉強していくもの、だよね。
「教える」ことを生業にしているぼくは、いつも未熟さの連続です。
しかし、未熟はこれからまだまだ伸びる、そう言い聞かしている修行僧なのです。
夕方からお花見を近くの公園で。ほとんど子供たちの相手ばかり。子供こそ師なのだけど、ゆっくり大人同士、飲みたい…。