フォーカスして生きる勇気。
浅田真央選手の引退会見がありましたね。
民放テレビ局は生で放映していたようです。
今やフィギュアの試合がゴールデンタイムで当たり前のように放映されるようになったのは、彼女の存在があったからではないでしょうか。
それだけ多くの国民に愛されたアスリートだったのでしょう。
何より、昨日の会見を見た方の多くが感じたであろう、まだ26歳にして、あの存在感と言葉に滲む成熟感。
「ひとつのことに打ち込んだ努力は
報われると感じています」
彼女の言葉のひとつ。
シンプルだけど、本当にやった人にしか言えない言葉。
浅田選手は21年間フィギュアスケート1つにフォーカスした人生を送った。
金メダルという1ゴールを定めて、それを生き抜くってことをやってきた。
やはり一流のキーワードは「フォーカス」なのだ。
仕事でもそう。質を上げるには、できるだけ少なくやること。1つに絞る。
空回りする人ほど、アレもコレもと中途半端に手を広げて出してしまうもの。
浅田選手の会見を見ながら決意した。
この春、改めて《大事な1つに絞る》。他はバッサリと捨てていこう。
捨てる、やめる、減らす、削る、断る。
まだまだ続くであろう成熟トレンドを生き抜く上で、会社にとっても個人にとっても必要な方向性だ。特に僕のように40代に突入した大人は「捨てる」ことができるかが問われているとひしひしと感じる。
生きる強さとは、捨てて捨てて「1つの事実にフォーカスする」ことから生まれてくるんじゃないだろうか。改めて自問してみたい。
浅田さん、
本当にお疲れ様でした。
あなたの絶え間ない努力、
1つのことに捧げる眼差し、
金メダルを諦めない挑戦心、
観る者にたくさんの感動を与えて頂きました。
ありがとう。
そういえば、歳を取るごとに桜の美しさを感じるようになってきました。