KOMA NOTE

”軽やかにシンプルに生きていく”考え方や実践をフリーランスの人材育成クリエイターがつづります。

ズートピア観るべし

週末に初めて、家族5人で映画館に行きました。

毎度の仮面ライダーではありません。

 

ズートピア』。妻が「これがいい」と提案し、観ることになったのですが・・・

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家族全員が大満足の映画でした。(生後6ヶ月の次男の感想はわかりませんが)

一言でいうと、「最高に素敵な!」作品。元気が出ますよ。

詳しいストーリーをここでは語りませんが、差別や偏見という社会的テーマを、動物社会という世界観でディズニーらしくテンポよくコミカルにシリアスに描いています。

 

もちろんこれは現実の人間社会の縮図。弱肉強食の現実に私たちはどう向き合い生きていくのか、観ている側が当事者として考えられるような仕立てなのです。たぶん、登場するたくさんの動物キャラのどれかに自分を投影しながら観ることができるからなのではないか、と感じました。

 

5歳の長男は、「仮面ライダーより良かった!また観たい!」と。

2歳の長女は、「動物がかわいかった!ねぇおさるさんは?」と。おさるは出てません。

妻は、感動して所々こっそり泣いていたそうです。いろいろ子供たちの現実なんかを重ね合わせたのでしょう。

 

そして僕は、、、

僕も実は涙をこらえていた。

空回りばかりしていた不遇な20代〜30代前半を思い出していた。他者との比較にいつも傷つき、人の評価に怯える毎日、自分の存在意義を必死で作ろうともがいていた時期。夢や希望なんてたぶん失っていたはず。「目標」、組織は大好きな言葉だけど、自分にとっては一番辛い言葉だった。要は僕は弱者だった。たしかに辛い時期だった。しかし今となっては「あの時期があったからこそ」と感謝できる。

 

そう、僕は主人公のウサギの女の子ジュディに自分を重ねて観ていたのであります。

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40を越えたおじさんでも、こんなキュートなウサギに自分を投影できるなんて。

ディズニーやりますな〜、夢あたえますな〜。

 

最後に。本作品は子供を持つ親をはじめ、経営者や人事の方々といった教育に携わる方々にはぜひお勧めしたい。観ている複数人に同時に視覚、聴覚にも訴えかける映画という手段は教育に活かせることを再認識する機会にもなりました。何よりストーリーは記憶にへばりつきます。

 

もしダイバーシティとか難しく考えているのなら、この映画を観るほうが本質を理解できる気がします。

もし女性活躍とか難しく考えているのなら、この映画を観て対話してみる方が俄然意味があるように思います。

もしも人間として何が大事かを教えたいなら、この映画を大切な人と観て一緒に考えてみるとよいと思います。

 

ご参考までに。

 

ちなみに、「みるべし」と言いながら上映期間としては終盤かもしれません。。

あしからずご了承くださいね〜