台風直撃から思う問い。
台風で停電、千葉など4県で56万軒…11日の復旧目指す
台風15号による停電は10日夜も千葉県などで続き、断水などで市民生活に大きな影響が出たほか、患者を転院させた病院もある。東京電力によると、同日午後8時現在、千葉県で約53万2000軒、神奈川、茨城、静岡を含む4県で計約56万3000軒が停電している。
(読売新聞より引用)
場所によっては11日の復旧も難しいらしく。よりによってこんな暑い時期に。。。同地域の皆さまにお見舞い申し上げると同時に、1分1秒でも早い電気、水道等のインフラ復旧に深い祈りを込めて関連報道を見つめています。
筆者の住まいは大阪なので、今回の台風の直撃はなかったのですが、自然災害はどこに住んでいようがいつか誰しもが遭遇することです。
「災害は忘れたころにやってくる。」
だから慌てないように、水や食料を備蓄しておこうぜ、ということではなく、
今回の台風直撃で、思ったことはもうちょっと根本的なことでして、
あ〜「自分の役割」ってなんだろうか?
ってことです。
あなたはこれまで考えたことがありますか?
かつてかのケネディ大統領は、こう国民に呼びかけました。
「米国民の皆さん、
あなたの国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。
あなたがあなたの国のために何ができるかを問うてほしい。」
あまりにも有名な一説ですね。
要は、”それぞれが役割を果たそう”という呼びかけです。
隣国同士の問題、政治、会社内、近所や友人といった人間関係など、日常に起こる諸問題の多くは一見「誰かのせい」にできます。
そうすることで一時的に溜飲を下げる効果はあるのかもしれません。
しかし、こと自然災害になると、当たり前ですが誰かのせいにできません。
まさか「お天道さまのせい」という大人はいないはず。
つまり、自然に対して私たちは他責モードの構えはいっさい取れないのです。
東日本の震災の時もそうでしたが、人はこういうとき他責ではなく「自責」モードにならざるを得ない、いやなるべきだと思うのです。
「今、自分はこの立場でどんなお役立ちができるのだろうか?」
この問いを天から与えられている、そう捉え一緒に考えてみませんか。
日本の国のためにワタシは何ができるのか。
自分がこの国のために何ができるかなんて、真剣に考える人はそんなに多くはいないと思います。たぶん。
どちらかといえば、「国が何をしてくれるか」に頼り、文句をいう人が増えてきている気がしてなりません。
しかし、少子高齢化が進む中でそういう大人たちがますます増えたら、いよいよこの国は沈んでいくのではないか、そう思います。
もちろん生きていく以上、自分の権利をしっかり認識し主張することは大切です。
その上で、権利を維持するための義務や役割というものを前向きに捉え、自覚することは非常に大切です。
そういったことを自覚できる機会っていつ、誰が教えてくれるのでしょうね。
この国は民主主義の国です。つまり、みんなでつくっているはず。
ケネディ大統領ではないけど、
「今、あなたはこの国のために何ができるの?」
今回の台風直撃は、この問いを私たちに落としていったように思います。
今回に限らず、今後もこの問いに私たちが向き合わねばならない状況は度々出てくるでしょう。
…なんとなくですが、危機感。
筆者も自責モードでこの問いに改めてじっくり向き合いながら、日々関わる方々へのお役立ち力を磨いていきたいと思います。
最後に。
最近なんかね、時々どこからかこの言葉がやってきてアタマの中でこだまするのです。
「ボ〜っと生きてんじゃねぇよ!」って。
(自分に向けて、です^^)