イチロー選手の引退会見から親が学べることとは?
球界のレジェンドと称されるイチロー選手がユニフォームを脱ぐ。
突然発信されたこのニュースには驚きました。
まもなく平成が終わるこのタイミングで、平成のヒーローが引退。
まさに時代の変わり目を感じざるを得ません。
昨夜の引退会見は、ぜひお時間のある際にノーカットで観てほしいと思います。
テレビニュースやワイドショーだと当然ですが時間の関係もあり編集しています。
筆者はユーチューブで全編ノーカットで観ました(1時間20分ほどあります)。
アップしてくださる方に感謝です。
途中途中、記者の質問レベルの低さにあきれる場面も一部あります。
しかしそれ以上にイチロー選手の受け答えは見応えがあります。
時に笑いを交え、終始さわやかに誠実に答えています。
ヒットを打つ時のような鮮やかな返し、深夜にも関わらず流石でした。
力士の引退会見のように、「体力の限界!」と涙ながらに語るのとは全く違いますよ。
言葉が具体的で明瞭です。
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今回、筆者が会見の中で特に印象的でかつ学びを得た場面があったのでメモしておきたいと思います。
それは「子供達に何かメッセージを」という質問に対するイチロー選手の答えです。それ一番苦手なんだよなぁと言いながら次のように答えています。
自分が熱中できるもの、夢中になれるものを早く見つけてほしいな、と。
それが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁にも向かっていくことができる。
見つけられないと、壁ができると諦めてしまう。
いろいろなことにトライして、
向くか向かないかより、
好きなことを見つけてほしい。
どうですか?
筆者は印象が強く繰り返し上記の部分を観ました。(だから書けているわけですが笑)
これらを筆者が言ってもふ〜んで終わると思いますが、10年連続200本安打といった超人的な記録を打ち立ててきた彼が言うと説得力が桁違いすぎます。野球というスポーツに人生を捧げたプロフェッショナルの言葉ですもん。
⭐️いろいろなことにトライさせる。
突き詰めれば、親が子にすべきは、このサポートに尽きるような気がします。
ところが、親の基準や価値観で子どもの好きを判断し、制限してしまいがちです。
⭐️好きなことを見つける。
子どもの決めたことを応援することしか、親というのはできません。
(ダイジなのは親の好きなこと、ではなく)
そしてそれは大抵、親には理解できないことなのでしょう。
要するに、親が子にするべきことで足りないのは「許可」なのかもしれません。
(自戒を込めて!)
我が子も「自分が好きで熱中できるもの」を人生の中で焦らず見つけてほしいと思います。
たとえそれが親が理解できないこと、だとしても応援しようと思います。
(できるのか!?)
最後に。
イチロー選手。
筆者はプロフェッショナルとしてのイチロー選手、は尊敬し好きでしたが、人としてはどこかナルシスト的なカッコつけ感が映りどこか好きではありませんでした。
しかしこの会見では素直に、自らの感情を表現し、自然体でとても人間らしさが溢れていました。人柄も一流でした。浅はかな筆者をお許しください。
今更ながら、ますますファンなりました。
本当にお疲れ様でした。