相場は自分の解釈力を鍛えるよい手段だ。
日経平均は2万円割れしたようです、が
NYダウ、日経平均ともに久々に続落が続いています。
個別株、投信の基準価額も大きく下がっています。
本日の日経平均は大幅続落、1,010円安でついに2万円の大台を割りましたね。
さてこの相場は一体、どこまで下がるのでしょうか。
不安になっている投資家も多いでしょう。
投資家にとっては、昨年と景色の違う年末年始になりそうです。
しかし、筆者は全く心配しておりませぬ。
ただ静観しております。(やせ我慢でもなく)
なぜなら、相場のひとつの波に過ぎないからです。
かつてぎっくり腰の治療をしてくれた整体師が、
筆者の腰をサワサワしながら、
株式投資の要諦を教えてくれたことがありました。
一言でいえば、
「相場は波。その波にゆったり乗ってりゃいいんじゃ。」と。
歴史上、ずっと上がり続けた相場はありません。
そして下がり続ける相場もない。
この歴史的事実を忘れない。
上がったものは下がる。
でも下がったものは、上がるのです。
過去のチャートが物語っています。
今の相場も、波のひとつに過ぎない。
ちょっと大き目な波が来て、ザザッーと引いている。
この自然をゆったりと眺めるような眼差しが必要なのだと思います。
ここで「大暴落!」「リーマン級」「暗黒のクリスマス」などのニュースや煽り的なキャッチに影響されて
慌てて狼狽売りしてしまうのは愚の骨頂です。
これでは資産形成など土台無理なのでしょう。
とはいえ、心穏やかではないのもそれまた自然ですが(笑)。
種を蒔くステージに入ったのだと認識を切り替える
筆者はいくつかの投信を【長期・分散・積立】で運用しています。
8年前から個別株をいくつか持っていますが、投信は2年前から始めました。
毎月収入の15%を数種の投信に分散して買い付けに回す、というシンプルな原則で淡々と継続中です。
投資といっても毎月決まった金額が投資に回っているだけなので、至って退屈な投資です。一応日々基準価額の動きは見ますが、いわばほったらかしです。
しかし、これでいいと思っています。日々の相場に一喜一憂していては本業に身が入りません(でした)。何よりそれは投資というより投機(ギャンブル)です。
今はギャンブルの真反対のコツコツ積立なので、まだまだ元本が目標に照らしてかわいいものです。
それでも相場が上がり調子だと、評価損益がプラスになりやすいので、チェックする度にほんのりと嬉しかったりするのですが、目標にはまだ程遠し。
待ちに待った、ようやく口数をしっかり増やしていけるステージがやってきたと思っています。
最低でも20年は積み立てるつもりでいます。
よって最初の数年間はむしろ下落傾向がウエルカムなのです。
「下がって良し、上がって良しの投信かな」という感覚です。
そう、筆者のスタンスは長期投資なので。
解釈力とは、経験を学びに変える大人のスキル
長期投資家として見れば、来年以降の相場を経験できることはかなり学びがありそうな予感がします。
理由は相場サイクルが切り替わること、その背景にある世界情勢が、歴史的に残る大変化を起こしつつあること、国内でいえば新たな元号に切り替わることなど。
起こった事実とそれをどう解釈するかを明確に分ける頭の使い方は、社会人の基本です。そして、いつの世も事実をどう解釈するかはその人の自由です。
筆者の場合は、「学び」として解釈するようにしています。
そうすると、その学びから次はどう判断し行動するか、活かすかを導きやすい。
つまり成長につながる好循環を作りやすいのです。そしてそれは儲けにもつながってきます。
来年以降の相場はどうなるか分からないけれども、学びは自分の解釈次第です。
来年もあせらずゆったりと相場という波にのっていきたいと思います。
コツコツと地道に種まきをし続ける。
それが結局、資産も自分自身も育てることができる唯一の方法だと思います。
このスタンスを大切にして、荒波も学びに替えて乗り越えていきたいと思います。