「思い立ったが吉日」とは果たして本当なのか!?
思い立ったが吉日で会場を予約したはいいが・・・
法人向けに研修をしていると、ほぼ毎回受講者から聞かれるのは、
「個人向けに講座とかしていないんですか ?」「ぜひ、やって下さいよ!」
ほぅ、やってほしい、か。やってほしい。。フフッ、甘味なささやきです。本当に有難いご要望です。
しかし、今までずっと法人中心でやってきた筆者。
個人向け講座か・・でもこれだけお声を頂くのは、天のアドバイスなのかも。やろうかな…。
「やっちゃえよ!」どこからか矢沢永ちゃんのような声が聞こえてきました。
きしくもテレビでちょうどゴーンさん逮捕のニュースが流れていました。ほんとやっちゃった、ようです。
さて、何かに背中を押されるような感覚で、すぐ3週間後の会場をネットで調べ押さえました。
冷静に考えると、ちょっと無謀なスケジューリングです。果たして集まるのか…と。
しかし、善は急げ。思い立ったが吉日ですわ、お母さーん。
そして、普段ほぼ投稿もしないほったらかしのフェイスブックに告知をしてみました。
参加しそうかなと思う方には直に連絡を。
さて、当日集まったのは?
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当日参加されたのは、2名でした。
正確に言えば、数名のキャンセルがあり減りました。
商売的には赤字です。会場代すらペイしません。
これを世間的には「失敗」と呼ぶのかもしれません。
しかし、筆者は負け惜しみではなく、思い立ったが吉日で動いて良かった、と心の底から思っているのです。
その2名は大満足してくれました。いい時間だった、と。
またやるときには参加したい。
次は連れて来たい人がいると紹介予定まで言ってくれましたよ。
なんかね、大のおじさんがうるうる泣きそうになりましたよ。
いつも法人向けの請負仕事をスマートにこなしているコンサルタントがね、一人でやってみれば集められたのがたった2名ですよ。日頃人様にあーだこーだアドバイスしてる筆者が集められたのが2人だったわけです。この無力感。情けなさ。
こうやってブログに正直に書いていることも恥ずかしい。
でも・・・よかったんです。
なんか自分の力で稼いだ数千円の価値。
数年前に独立して初めて頂いたお金の感覚と似てる。
大切なことを忘れていたなぁと。
再びここからだ、と思いました。
参加していただいた2名の方が神に見えました。2名「しか」集まらなかったのではなく、2名「も」来ていただいたのです。
個人事業は「恥」をかくことが、将来の「儲け」につながる。
最近恥ってかきました?
組織で働いていると、実は恥ってあまりかけないものです。
ましてや筆者の年代は管理職だったりする。少なくともベテラン層です。ますます恥なんてかけません。
そもそも組織というのは、リスクを回避する重力が働くから、思い切ったチャレンジはしにくいものです。
でも、恥をかくのは、チャレンジした証。
個人事業は何歳だろうが、自分次第で恥をどんどんかけます。
つまり無限にチャレンジできる、ということです。そして、恥をかくことで学べます。
筆者は今回ノートに10個の学びを書きました。全体の段取り、集客、企画内容、打ち出し方、講座の内容、法人向けとの違い・・・
やってみないとわからないことなんて、社会にはごまんとあります。
恥をかいた瞬間は、本当に情けなくなります。いい年してかっこ悪いし。
でも、その先には光(儲け)があることが改めてわかりました。
恥、失敗なんて「かすり傷」
来月も個人向けに講座をしようと思います。
だから、「思い立ったが吉日」は本当であり、おすすめしたい。
恥からの逆転劇をつくっていこう。
そう思った筆者です。