ノウハウより本心
ある社長から真面目な表情で、
「あんた、渡部建に似ているね」と言われました。
どうリアクションしたらいいのか一瞬戸惑い、
思わず
「ううっ…コ、コジマだよ!」と相方の真似をしてしまいました。
・・・まだまだ未熟な筆者です。
筆者が、独立する際に起こったこと
筆者がそうしたように、会社員から起業したり、個人事業主、フリーランスになる方も今後ますます増えていくでしょう。自らの立ち位置、働き方を自分の意思で選択できる良い時代です。
もしもあなたが独立という選択をするのなら、心から拍手を送りたいと思います。
その上で、筆者が落とし穴に落ちそうになったことを1つだけご参考までに書きたいと思います。
要は、独立起業といった立場を変えようとすると、
玉石混合のノウハウ、テクニック系の情報が津波のように襲ってきます。
あのひとはこうして短期間で成功した、こうすればカンタンにうまくいく、これだけは絶対するな!・・・。
この手の情報が、特にサラリーマンを辞めた途端にたくさん視界に入ってくるのです。
カラーバス効果というやつです。
筆者も片っ端から漁る一人になりました。
不安だったからです。
そして、失敗せずにうまくやりたいから。
本屋に寄っては、独立したときに読むコーナーを端から端まで読み倒していました。
起業セミナーに参加してみたり(せなあかんと思いながら)
もちろん勉強になりました。
気持ちも素晴らしく高揚してきます。
しかしその反面、情報を得れば得るほど、安心するどころか不安が増してくるのです。
あれもできていない、これもやらないと。
こうすべし、それはマストなのか、お金かかるな。。
こんな名刺を作って、HPも・・あれやこれや、と。
情報に踊らされるとはまさにこのこと。
自分から離れなくていい
筆者は幸運でした。
当時的確なアドバイスをしてくれた師であり友人の作家がおりました。
(今やベストセラー作家です。)
彼は恵比寿のスタバでまっすぐ筆者に向かってこういいました。
「情報を見れば見るほど人は迷う。そのうち自分が何をしたかったのか、肝心なことがぼやけてくる。シンプルにたった1人のお客さんを作ることに集中した方がいい。」
そして、
「いまKさんが大事なことは、自分から離れないこと。自分で居てください。」
思わず涙が出てきました。
筆者は何者かにならなければ、といつの間にか我を見失っていたのです。
自分で居ていいのだ、その一言で筆者は冷静に自分を取り戻すことができました。
簡単に他人の成功やノウハウが手に入る反面、自分で居ることって難しい時代なのかもしれません。
もちろん情報はヒントや学びになります。
ノウハウも大いに参考にしたいもの。
ただし、あれこれノウハウに手を出す前に、自分の本心を忘れないことが大事です。
ノウハウは無限にあるがゆえ、フクザツな自分に変質していきます。
まとめると
・ノウハウは限りなくある。
・あれこれノウハウに手を出す前に、本心からスタートしよう。
・今もし迷っていたなら、本心に立ち返ればいい。
「本当は、どうしたいのですか?」
整理するキーワードです。以上、ご参考までに。