KOMA NOTE

しごとやくらしにシンプルなストーリーを。思考整理コンサルタント・駒込浩明のブログです。

「ごめんなさい」という勇気

見ました?全米オープンの女子決勝戦
大坂なおみ選手の優勝、本当におめでとうございます。
試合中もさることながら、試合後のスピーチが素晴らしかったのです。

 

ジーンときました。

女王セリーナ・ウィリアムズを支持するほとんどの観衆がブーイングし続ける中、
大坂なおみ選手が語った言葉に。


「こんな結果になってごめんなさい。最後まで見てくれてありがとう。」

(詳細はユーチューブ等で確認してほしい)

 

何の非もなく、ただただ純粋に戦い女王に勝利した20歳の選手に涙目で壇上から言わせてしまったのです。

その瞬間。場内のブーイングが収まっていくのです。

映像では、セリーナも「あ、やべ、このままだと私悪者やん」と思ったのか、
「もう、ブーイングはおしまいよ!」的なコメントをあわて気味に言ってのけます。
(時すでに遅し感たっぷりなのですが)

 

ポイントは、「ごめんなさい」という言葉にあります。
このひと言が観衆の頭を冷やし、局面をガラッと変えたのです。
ごめんなさいには勇気が要ります。

ちなみに最近、言えてますか?


同時に「ありがとう」もありましたが、ありがとうだけでは、たぶんあのブーイングは収まらなかったのではないか、と思います。

 

 

***
人は、高い目線からの言葉にはなかなか心が動きません。
例えば、組織の中で上司になったりリーダーになったりする。
知らず知らずのうちに目線が上がっていきます。
部下の時にあれほど嫌だった、上から目線での豪速球コミュニケーションになるのです。

それがいかに素晴らしいプレゼンでも民衆(部下)の心には心地よく刺さりません。
何を言うかより、どんな目線で言うか。
低い目線にもなれることが、今の時代に大切な能力なのです。

では、いかに目線を下げるのか。
その魔法のキーワードこそ、「ごめんなさい」です。

例えば今年も様々なパワハラ問題や企業不祥事等、噴出しています。
子どもだったら当たり前のようにこう思います。
「まず、ごめんなさい、は?」

ほとんど大人は言い訳から始まります。
だから、いつまでもこじれる。
しまいにはバレているのに嘘をつきます。人によっては逆ギレを起こす。

子どもからすれば意味不明です。
そんな大人たちを澄んだ目で見ているのです。

お立ち台から「ごめんなさい」が言える人こそ、一流のリーダーです。
現代に求められるリーダーの理想のスタイルが、大坂なおみ選手から学べます。
あの人のために頑張りたい、なぜか素直にそう思えてくるのです。

ちなみに、「ありがとう」も素敵な言葉です。
ただ、上から目線でも言える言葉であることに注意が必要です。

私も管理職をしていた時には、折に触れ言っていたと思います。
でも「ごめんなさい」は思い起こせど言った記憶がありません。
リーダーとして、二流です。いや三流か?

「ごめんなさい」と言われると、
他責にしていた矢印が、次の瞬間自分に向くような感覚です。

全米オープンの決勝戦の顛末は、世界中で物議をかもしています。
色んな意見や見方があっていいと思います。
僕にとっては、もしかしたら今年最高の学びになるかもしれません。

「ごめんなさい」という勇気。
今、ぼくやあなたにとっても大切であり、必要な言葉なのかもしれません。
立場や年齢に関係なく、大事な時に素直に言える自分でいたいですね。

 

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この記事を書きながら、子供たちのカントリーマアムを気づいたら全部食べてしまっていた。

あの…ごめんなさい。