たった一行の下支え。
不覚にも僕はある一行で涙してしまいました。
『毎日読みたい365日の広告コピー』
ページを折り曲げすぎてしまうほど、心に響くコピーが盛りだくさんです。
たとえば、、
ふだんを変える。それがいちばん人生を変える。
経験を積んだ職人ほど、まだまだと言う。
美人よりも美しい人になってください。
はみ出さないと、生み出せない。
やらない理由を探すのがうまくなると、成長は止まる。
親になってみたら、「親バカでいいや」と思ってしまいました。
やるか、やらされるか。
問題は、問題意識がないことでした。
帰省のひとはすぐにわかる。なんでもない景色を見る目がやさしい。
かわいい孫には背を向けよう。
先生は「がんばろう」を言い換える名人であってほしい。
困ってからではなく、困る前でも相談できるのが上司だ。
退屈なのは、世の中か、自分か。
たった一人の「いいね」があれば、本当は、いいのかもしれない。
生まれ変わるなら、生きているうちに。
などなど。
その時々の心理状態によって共感する一行は変わるでしょう。
なんども読み返したいと思います。
広告コピーのように、たった一行の言葉との出会いが、その時の自分の心の下支えになることがある。たった一行だけれども、そこにある言葉から想像が湧いてくることがあります。
ぼくのように涙したり。
言葉による心のマッサージを受けている、そんな感覚になる一冊でした。
読書が苦手で、いつも僕から活字に触れるように言われているあなたにおすすめかもしれません。