KOMA NOTE

”軽やかにシンプルに生きていく”考え方や実践をフリーランスの人材育成クリエイターがつづります。

すでにあなたは素晴らしい。

先月、第1期生のプロジェクトが終了した。某業界NO1企業でのプロジェクト。テーマは「女性活躍推進」。最終的には参加者からも経営陣からも大好評で終えることができた。最終日、プロジェクト打ち上げの懇親会を僕は早々に切り上げ、飛び乗った新幹線の中でやりきった充実感とホッとした安心感でシートに沈み込んでいた。危うく新大阪を通り過ぎるところだった。

 

このプロジェクトで感じたことが3つある。

①「女性活躍推進」という言葉

女性からまったく共感をされないこのワードは次回から止めよう。未だに「女性活用」が・・と堂々と言ってのける地位高めのおじさんもいる。センスが残念。言葉が世界を変える。早々に新たな言葉を生み出したい。

 

②「男性活躍推進」のススメ

今回、全国の店舗から第1期生という形で選抜された女性社員が対象だった。しかし同時にその上司(すべて男性)にもプロジェクトに参加して頂いた。正直に言おう。いやご本人たちには申し上げたが、上司のあなたがもっと成長しよう。でなければ部下は活躍も成長もしない。そして、上司が仕事を楽しめないと、部下は仕事を楽しめないのだ。

 

③すでにあなたは素晴らしい

今回プロジェクトに参加された42名の女性の皆様は、個々にいろんな事情を抱え、いろんな希望を持ち、毎日を懸命に生きている人たちだった。一人一人のお話しを聞けば聞くほど感じた。「あなたは、すでに活躍している人たちなのだ」と。そして、素晴らしいアイデアを持っていたり、日々たくさんのことに気づいている。それらは顧客の喜びや売り上げにも関わってくることだ。今までは誰も聞いてくれず、不満になって終わっていたようだ。その不満を出番に変えられないだろうか、僕はそんな思いで今回のプロジェクトを組み立てていった。あなたの景色は変わっただろうか。

 

すでに活躍をしていた、すでに素晴らしかったあなた。そのあなたは、これから何を大切に仕事をしていきますか?なにをやめて、なにをはじめてみたいですか?どのような生き方をしていきたいでしょうか?

会社に期待をすると、どうしても僕たちは不満になりやすい。不満はいずれ不安になる。そうではなくて、出番として捉え直してみたい。多少なりともワクワクするはず。不満にするか、出番にするか。その解釈はいつだって自分が決められる。

 

あなたに必要なのは、ほんの少しの勇気だけ。あなたのアイデアや行動が周囲を助けます。大丈夫、あなたはすでに素晴らしいのだから。