KOMA NOTE

”軽やかにシンプルに生きていく”考え方や実践をフリーランスの人材育成クリエイターがつづります。

ラストのもう一つの意味。

先月末、ある顧客企業の社員成長支援プロジェクトが終了した。いつもそうだが、終了した後にあれもこれも伝えたかった、もっとこうすればよかったと反省点は尽きない。その気づきやモヤモヤは次の新たなプロジェクトの種になるので、しっかり記録する。いつもプロジェクトの参加者には言う言葉だが、「曖昧な記憶に頼らず、記録に頼れ!」記録によって僕の企画するプロジェクトは年々ブラッシュアップされていく。

 

というのは、僕からの視点。

1年間参加したあなたの視点とすれば、「あーやっと耳の痛いフィードバックが終わった、もう毎週提出しなくていい。ふぅ〜乾杯!(笑)」。その安堵と開放感に包まれながら、段々ビフォアの状態に戻っていくのかもしれない。かつてダイエットや受験勉強もそうだったように。人はある到達地点の達成感を覚えると、その後は本意でなくとも下り坂を経験することは枚挙にいとまがない。

 

と、あえて陰の視点で。従来の企業研修が越えられない壁がここにある。その壁を越えるための鍵は「言葉」にある。やはりいつの時代も言葉が世界を創っていく。

 

1つ質問したい。あなたはラストのもう一つの意味を知っているだろうか。大半の人は「終わり」「さいご」と言うだろう。辞書を引くと、実はもう一つの意味が書いてある。

 

「続く」という意味である。

 

終わりの始まりという言葉があるが、ラストとは「続く」つまり「再スタート」なんだ、という解釈を取る方が今後の活力にふさわしい。

2017年を突き抜けようと決意したあなたには、終わりという解釈は不要だ。

 

GW明けの再起動。今度はあなた自身が織りなす本当のプロジェクトの始まり。

 

バットを思いっきり振れる4番打者になってほしい。心から応援しています。