仮説思考とは思いやり。
これから営業という仕事を始めるあなたへ
「仮説が大事って言われました。仮説思考はどうやったらできるようになるのでしょうか?」
仮説思考、ですか。そうですね・・
たしかに正解がない成熟社会というのは、仮説を立てていくことで問題の把握や解決のスピードが上がります。そして学びが増えるのがメリットです。できた方がいいと思います。
でも、その・・小難しそうなビジネス書に書いてあるような”仮説とは、仮の結論で”とか言ってみるのもいいのですが、しばし書を閉じてみませんか。
それより大切なことがあります。
それは、『今日会う人たちや身近な家族が今、なにを考え、感じているのかをひたすら想像してみること』です。
どうしたらその人が喜ぶのだろうか、を考えることこそが、ビジネスにおける仮説思考の実践的なトレーニングになります。
仮説思考とは、「思いやり」なのです。
思いやりとはどこから生まれるか、それは関心です。平たく言えば、ある対象を好きになることです。人は関心がないことは、何万回見ても、見えていないものです。例えば、いつも行くコンビニの看板にあるロゴって書けますか?ちなみに僕は7の付くコンビニを多用しています。
大切な人、好きな人に対して、僕たちは自然に頭と心を働かせていると思います。例えばパートナーと結ばれる時、あなたは最高にハッピーな仮説を立てていたはずです。
営業という仕事で大切なのも、どれだけ相手の気持ちになりきって考えられるか。「頭の理屈」よりも「相手の気持ちに寄り添う心」からスタートしていくと仮説は浮かんできやすいと思います。ハート→言葉→論理、こんな順番です。
ちなみに僕自身がここ数年直面している子育てというのは、毎日が仮説検証の連続です。最高のトレーニングになります。(サイコーに精神的に参る時もありますが)
ぜひ今日は、あなたがケアしたいなぁと感じている身近で困っていたり、悩んでいそうな1人の仮説を立てて、ほんの少し相手が喜ぶ働きかけをしてみてはいかがでしょうか。
たとえうまくいってもそうでなくても、あなたは大切な何かをそこで学び次に活かせるはずですから。
仮説思考は、あまり理屈っぽくならずに「好き」から始めてみてください。
営業であれば、相手の会社、お客様個人の好きな点ってなんだろう、から。
よかったらこんど僕は仮説をいつもこんな風に立ててますよ、って紙一枚使ってお見せしますね。