KOMA NOTE

”軽やかにシンプルに生きていく”考え方や実践をフリーランスの人材育成クリエイターがつづります。

ストロベリーデザートブッフェ。

思考整理コンサルタント駒込浩明です。

 

GW最終日、妻のかねてからの希望で、我が家と妻の妹家族と参加してきました。

ビュッフェじゃなくて、ブッフェ。

すでに大勢の方が特別会場の受付に並んでおりました。みんなテンションが高く声も若干上ずり気味。前後から聞こえてくる言葉が耳に入ってきました。「制覇したいよね」「ターゲットは」「先手打って」・・・って、戦争メタファーですか!お嬢さん!

一番笑ってしまったのは、「3日前が一番興奮する!」「わかる〜!」そうなんですね、GWほぼずっと心の中を占めていたわけですね!

 

そうか、そうだよな。いちごづくしのデザートバイキング、ネットによるとこのフェアは期間中2万5千人も動員する有名な大イベントらしいのです。大阪のいちご好き女子が集う至福のフェアなのでしょう。

 

私は考えました。ブッフェとは何か。つまりバイキングだろ?日本語で言うと「食べ放題」なわけだ。おっしゃ!夜は抜くとしてここでしっかり頂いて帰りましょう。私も子供とはしゃぎながらテンション高めに席に着いたのです。

 

結果を申し上げると、冷静さを欠いた私ははなはだ大きな勘違いをしていたようです、ブッフェ。

えーえー確かにせっかくだからと、一枚のお皿にアレもコレも盛れるだけ盛りましたよ。私はピンク色のお宝を奪うまさにバイキング、いや大海賊でしたよ。

でもご想像どうりデザートなんてそんなに食べられるものではありません。浅はかでした。いちごもデザートもちょっと食べるから美味しいのです。快調にスタートしたブッフェは、始まって30分もすると、程なく楽しむどころか、苦しいお腹とお皿に残ったピンク色のお宝たちとの無言の対話が繰り返されていたわけです。「どうすんねん、これ?」「え?取っておいてそりゃないやろ?」「でもお腹がもうパンパンで・・」恥ずかしながら私はもうすぐ42歳。やっていることは子供と同じでした。

 

お腹をなでなでしながらふと周りのお客様たちのテーブルが目に入りました。

「!」みなさん、お皿にちょこっとしか乗せていないのです。自分が本当に食べたいものを厳選して控えめにエレガントにお皿に乗せ、笑顔で会話を楽しみながら少しづつ食べているのです。途端に自分自身が恥ずかしくなりました。

 

そうか!それが、デザートブッフェの楽しみ方だったのか。決して私のようなバイキング(=海賊)になってはいけないところだったのです。おーはずかしい。「食べ放題=いかに参加料金のもとを取るか」を基準にする高度経済成長時代の場ではなかったのですよおかあさん!

 

そうだった忘れてました。ここは「ザ・リッツカールトン」でした。

 

紳士淑女の空間でした。慣れないところに来るのは、勉強になることばかり。次は会話を、時間を楽しみながらエレガントにケーキをつつけるでしょう。何事も失敗して恥をかきながらそこから学ぶ、それでいいのです。そうやってこれまでも私も生きてきたのです。と自分に言い聞かせながらリッツを後にしたのでした。


そして、大切なこと。

今現在も十分な食事を取ることさえままならない方々がいることも忘れてはなりません。改めて食に対する感謝と謙虚さを忘れないようにしようと感じた1日でした。

 

 

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紅生姜ではありません。いちごのパスタ。長男も美味しいと驚きと興奮でかぶりついておりました。美味しいパスタでした。

 

新しい一週間です。今日も笑顔を忘れずに。