KOMA NOTE

”軽やかにシンプルに生きていく”考え方や実践をフリーランスの人材育成クリエイターがつづります。

励ます側に、立っちゃえば?

思考整理コンサルタント駒込浩明です。

 
前職の経験をお話すると、よ〜く聞かれること。
「こまさん、やる気を上げるにはどうしたらいいですか?」
(ざっくりですね)
 
 
やる気とかふわふわした言葉はあまり役に立たないですよ。
わたしたちは行動でしか現実を変えられませんから。
 
 
「でもこまさん、かつてモチベーションのコンサルしてたんでしょ?
なんかいいやり方教えてくださいよ〜」(これまたざっくり)
 
 
たしかに顧客企業の研修プロデュース、講師、そして私自身がチームの管理職として
日々動機付け理論と実践を繰り返す仕事を10年間しておりました。
 
あの時一生懸命にインプットしていた理論は正直難しすぎて特に役に立つことはなく、
今は跡形すら・・・苦笑
 
 
でも、お悩みなんですよね。
それでは1つ、こんなことをされてみて下さい。
私の経験上、役に立ったことです。
 
 
①一歩下がって周りの人たちをよく見渡してください。
 
②そして、自分より元気がなさそうな人を1人探して、
 
③そのひとを励まして下さい。
 
以上です。
 
 
私たちの生きるポジションは2つです。
 
「励ます側に立つ」のか
 
「励まされる側に立つ」のか。
 
励ますを「助ける」と言い換えてもいいです。
 
人は励ます側に立ち位置をとった瞬間、自然にやる気が生まれてきます。
 
 
かつて3.11の余波が続く中、炊き出しでおにぎりを握っていたおばちゃんが一番笑顔で一人ひとりに声をかけるほど元気だった。
 
それをもらうために行列に並ぶ方々は顔も暗く、元気がなかった。
中には不平不満すら言う人もいた。
 
おにぎりを握っていたおばちゃんも被災されたひとりだったのに、です。
 
 
あなたはどっちの立ち位置で生きたいでしょうか?
 
おにぎりを手渡して励ます側か、行列に並んで受け取る側か。
選ぶだけです。心が望む方を決めたらいいと思います。
別にどっちがいい悪いとかありませんから。
 
立ち位置を決める。シンプルです。
 
 
もし「励ます」とか「助ける」ということが難しいと感じたら?
 
人に対して、いつもよりほんの少し親切にしてみる、それだけでもいいです。
 
やってみた感想をまた聞かせて下さい。
 
今日も笑顔を忘れずに。