KOMA NOTE

”軽やかにシンプルに生きていく”考え方や実践をフリーランスの人材育成クリエイターがつづります。

息子の担任に渾身のポジティブフィードバックをしてきた。

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息子(小2)の期末懇談会に初めて行ってきました。
担任との1on1です。
聞けば、息子のクラスは30人もいるとのこと。

 

 

小学校の先生は大変な仕事です

筆者は企業で研修をする立場なので、よく分かるのですが、はっきり言って30人とか面倒見られるわけがないのです。

いややりますよ、30人以上の研修も頼まれれば。
どうせ1日です。特に大企業になると大抵そうなります。

「学びの効率的かつ相互理解の促進が期待できる・・・」
なんて、大人数での研修の良さについてとってつけたような理由を、言っていた時期もあります。
は?学びの?いやいや研修の売り手にとって「効率的」なのです(笑)。

 

学習効果なんて期待できるはずなんざ、ないでしょう。
(これまで受けた会社での研修、どうでしたか?)

 

話を戻して、小学校ですが、毎日子供たちに教える仕事はさまざまなご苦労はあるでしょう。推して図るべし、です。


じゃあ急に少人数制で、など変えられるはずもありませぬ。担任の先生は、筆者より年上のベテラン先生でしたが、ノートを時々見ながら丁寧に息子の様子を聞かせてくれました。

言葉を選びながら。

本当に誠実に愛情をもって仕事をされている感じが伝わってきます。

私なら、小2の子供30人も相手にしたら、1日で血管がブチっと切れているでしょう。改めて目の前の担任の先生に「敬意」が湧いてきたのは言うまでもありません。

 

 

この15分間の懇談に筆者ができることとは?


今までこういう行事ごとは妻に任せていたので、今回は筆者が行くと申し出てきたものの、この時間の意味とは一体なんだろう、と考えました。
いちいち面倒くせえ奴だな、と思われたかもしれませんが、人に何かを教えるという仕事をしている以上、状況は違えど、私はなにか同じ志を持つ仲間に近い認識を先生に持っています。

息子の様子をただ受け身で聞き、我が家での様子を伝える情報交換だけではもったいない気がしたのです。

 


「何か、価値を提供したい。」

 

 

一通りの情報交換をした後に、ふと独立コンサルタントとしてのプライドがにょきっと出てきました。

30人の子供達を相手にした教育の非合理性や批判をしたところで、何も生産性はありません。構造を変えられないならば、現場は運用面で工夫するのです。工夫は無限にできます。

 

そうだ、先生が来期も30人相手にヘトヘトに苦しむのではなく、様々なたのしい工夫をしたくなる気持ちに少しでもさせて筆者は帰ろう。


それがこの懇談会の筆者にとっての意味だ。
教室の小汚い窓枠を見ながら思いました。

では先生がますます工夫をしたくなる源は何だろうか?


筆者はその点、人材開発のプロですよ。

もしリーダーやっている人がいたら、よ〜く聞いてくださいね。
あなたの部下が工夫をするようになるには?と置き換えてください。

それは、リーダーであるあなたがポジティブなフィードバックをすればいいのです。最低1日10回ね。

何歳になっても、性別関係なく、褒められたり労われることは嬉しいのです。
前向きになるものです。
前向きになった人は、工夫をし始めます。
またそれを褒めて褒めて褒めまくるのです。

仮に失敗したとしてもそこで怒ったりしてはいけません。
次にこうすれば、うまく行くよ、と励まします。

会社で「挑戦」とか掲げながら、失敗すると怒られる。
そんなコントのような会社もいまだ多いです。

騙されたと思って、1日10回褒めて労ってみてください。
相手の表情も変わりますが、あなた自身がいい気持ちになっているはずです。

この原則をコミュニケーションで行なうだけです。至ってシンプルなことです。

筆者が知る限り、とかく中小零細企業の管理職は、ほめません。
というか、いまだほとんどパワハラです。いや半分程度?いや適度に?まいっか。
いまだにほめると付け上がる、とか思っています。

もうすぐ平成も終わるのですよ。
人手不足とか言ってる暇あったら、人を育てましょう。
仕事だと思って年内は1日10回を試しにやり続けて見てください。

人は期待されたとうりに育つものです。

 


さて筆者は、担任に何をフィードバックしたか?

とはいえ、何をフィードバックしよう。
必死に息子の話を頭の中で再生しました。
大抵は「学校つまらん。」といっている息子です。


しかし、ふと1つのエピソードが天から降り注いできました。

「先生はピアノは弾けないけど、ギターは得意やねん。
かけ算をな、ギターでリズム取りながら、みんなで大声で暗唱すんねん。
それがめちゃめちゃ楽しかった。」

 

と、いつかの帰宅後に話していたことを。あ〜これだ!と。

 


筆者は先生にそのことを伝えました。
デスクに立てかけてある1本のギターに眼差しを注ぎながら。

「先生。なぜ、勉強ぎらいな息子が、掛け算だけはすんなりと覚えられたのか。その理由がわかりました。先生の工夫が息子の興味ややる気につながっていたんですね。私ができないことをやってくださって感謝します。」と。

 


先生は、最初驚きの表情でしたが次の瞬間、みるみるクシャクシャの笑顔になりました。

 

「そんなことめったに言われることもないんでとても嬉しいです。
ありがとうございます!!次もがんばります。」

 

最後にそんな言葉をいただけた懇談でした。

先生が本当のところどう受け止めたかは知る由もありません。
しかし学校に預けているひとりの親として、先生に感謝し、応援し、励ますことはおおいにやったらいいと思っています。

やたら問題発覚が報道されやすい学校教育の昨今ですが、批判するのではなくて、プラスの循環を親側からつくることだってできるのはないでしょうか。
それがたとえたった一人のアクションだけだったとしても。

「学校、たのしい。」
子供達からそんな声、聞きたいじゃないですか。親として。


ポジティブフィードバックのいいところは、される側もする側も気持ちよくなれることです。プラスの循環をつくっていきませんか。
ぜひ、身近な人にやってみてくださいね。


コツなんて人それぞれだから。

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週末、長女(4歳)が自転車に乗れるようになりました。
もう、筆者の腰ガタガタです(笑)。


先月の誕生日に欲しかった新しい自転車をプレゼントしたものの、練習もせずに放置していました。
ところがこの1週間、火がついたように練習をやり出し、週末で一気に乗れるようになったわけです。なにかきっかけがあったのでしょうか。

 

 

コツが簡単に手にしやすい世の中

筆者は3人の子育てをしながら、なんとなく分かってきたことがあります。
結論を言うと、「あまり教えなくていい」ってことです。

 

最近は何でもかんでもネット検索すると、あらゆるコツが手にできます。
なぜか?人々は手っ取り早く効率的に結果を出せる「コツ」を求めているからです。

 

しかし自戒しながら言うと、子育てや教育までコツでなんとかしたくなる、いやなるんじゃないかと勘違いしてしまうことがたまにあります。

《4歳児が半日で自転車が乗れるようになる5つのコツ》なんて記事があれば即チェックしたくなりませんか?


一生懸命な親ほど、日夜スマホを手に情報収集しながら「こうすればいい、ああすればいい」と「教え魔」になるのかもしれません。


その一生懸命さは決して悪いことじゃないのですが。

 

 

教えすぎで失われるもの

ましてや筆者は企業コンサルタントとして、日頃いい歳の大人にアドバイスしたりしています。そのクセでつい家でも「こうすれば?」などと一言出てしまいます(そして妻に嫌われます)。

 

しかし、娘の自転車を崩れそうな中腰で押しながら、ふと思ったのです。

 


「コツって、とても個人的なものじゃないか」と。

 

 

例えば、自転車の乗り方をとってみても、目線の置き所、ハンドルをこうするとか、足を止めない、どんどん漕ぐんだとか、言うじゃないですか。
それぞれは情報として間違ってはいないのですが、長女にとって、その筋道や視点が必ずしも正解とは限りません。

ただ親が良かれと思ってやたら具体的に「だからペダルにこの角度で〜」とか熱心に言っているだけで、本人しか分からないタイミングやバランスってあると思うのです。
で、思い通りにならなくて勝手に親がイライラしている(筆者のことですが)。

 

コツを具体的に教えすぎる弊害は、本人にしかない体の使い方やバランスを探す(試行錯誤する)チカラがどこか行方不明になってしまうことです。

反省を込めて言いますが、大切なことは、相手が自分なりにコツを掴むまで、見守る、我慢する、急いで矯正しないなど、「適度な距離感」を持つことなのです。

「あ〜なるほど、わかった!」とコツを掴む体験こそ、その相手の人生にとって大切な学びになります。

 

 

コツとは、掴むもの

だから、何事もコツを具体的に教えすぎなくていい。
コツとは他者から安易に与える(与えられる)ものではなく、自分が試行錯誤の末に掴むものですよね。そう思います。

 

 

そういえば、ある週末朝のTV番組のスポーツコーナーでいろんなアスリートに「喝!」と入れてたまにネットを炎上させているかの大打者、張本勲氏が、どなたかに語ったといわれるあるアドバイスを思い出しました。

 

「張本さん、理想のバッティングフォームはどうしたらできるようになりますか?」

「1000回素振りしてみて。そのヘトヘトになって振ったときのフォームがあなたにとって理想のバッティングフォームだから。」

 

安易に上手くいく方法が世の中にあるかどうか分かりませんが、コツは自分なりに掴んでいくものというのは、たぶん本質なんだろうな、と思うエピソードです。

 

はじまりとおわりを繰り返して人は成長していく。

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この秋、大阪にあるパソナさんでの講座がおわりました

振り返ると、2013年よりほぼ継続的に講座を受け持たせていただきました。
パソナさんといえば人材派遣大手、東証一部上場の大企業です。
一方筆者は、吹けば飛ぶような無名の独立コンサルタント

 

 

***
不思議なご縁からはじまりました

 

出会いはパソナさんのひとりの担当者と、とある異業種交流会でたまたま名刺交換をしたことがはじまりでした。


当時独立開業して間もないタイミングで、筆者が一体何者か、何の専門家で、どんな講座をするのか99%知らないまま、なのにもかかわらず、


すぐに仕事のご依頼を頂きました。

しかも、講座内容はなんとお任せで、それはそれは伸び伸び自由にさせて頂きました。


自分なりのコンセプトが果たして通用するのか、当時は肩に力が入っていたと思いますが、たのしく自信をつけさせて頂きました。

パソナさんだけに、受講者はすべて女性です。
40過ぎのおっさんが考える程度のウケ狙いなんて、ことごとく裏目になることが多く、悲しいほどスベリまくりでした。(受講者みなさまの失笑により、鍛えられました)


しかし講座自体は不思議と毎度毎度大好評で、引き続きお声がけをいただき、気づけば5年も。


『シンプルに物事を考える(書く)技術』
この1テーマで5年も続くとは、相当自信になりました。
場を与えていただいたこと、感謝しきれないものがあります。


そして、やはり大企業ですね。
組織や事業の方向性は、矢継ぎ早に変化していきます。

今回、教育事業のコンセプトがまたまたガラガラポン!と変わるということで、
この秋が、筆者の最終講座となりました。


これは個人が法人企業とお付き合いしていく過程でしばしばあることです。

素敵な会社と出会えたことへの感謝と、センスの良い笑いを取れなかった反省しかありません。。。

 

***
筆者の仕事は、はじまりとおわりが必ずあります


はじまりには、自分への期待が沸き立ちます。
おわりには、もっとやれたなという反省が募ります。
何歳になっても「期待と反省」、常にその繰り返しです。


振り返ると、特に今年はおわりが多かった一年かもしれません。
つまり、反省の多かった一年ということ。。

 

しかし仕事も人との出会いも、おわりがあれば、その次ははじまりがやってきます。
そうやって人は成長していくものです。


この循環を自然体で楽しんでいきたいと思います。


パソナさん、ありがとうございました!

 

 

 

この国の未来のために何かしよう。

 

ちょっと筆者の好きな2人の偉人をご紹介したいと思います。
特に聞きたいわけではないと重々承知の上です。

 

好きな偉人はたくさんいるのですが・・・
やはりこの方。吉田松陰です。
筆者にとってロールモデルの筆頭格です。

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ご存知でしたか?松陰先生、なんと享年29歳
彼はその短い人生の中でこの国の行く先を案じながら、多くの人材を輩出しました。
なんと牢獄に入れられた中でも、牢獄の中で囚人相手に授業をしていたという逸話もあります。


まさに100年先の未来を見据えて生きた人生、そう言えます。素敵すぎます。


ちなみに私の29歳といえば、転職したばかりで仕事に慣れるのに必死でした。
未来といえば「やばいぞやばいぞ、明日のプレゼン資料が間に合うのかぁぁ!」
その程度の人生を送っていました。

 

 

次に好きな偉人といえば、やはりこの人でしょう。
坂本龍馬です。

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ご存知したか?坂本龍馬、なんと享年31歳です。
もしも嵐のメンバーにいたならば、最年少になるのが龍馬くんです。
あの相葉くんよりも年下なのです。

 

その坂本先生、江戸時代から明治への時代を変える壮大なプロジェクトを成し遂げるため、日本中を奔走しました。まず脱藩します。今で言えばプータローです。その30前後のプータローが、長州藩薩摩藩、そして徳川陣営を相手に交渉するのです。自分のことなんてさておき、この国の時代を変えるために。


もはやその活躍はプータローではなく、プロデューサーでありマーケッターでした
武士の命でもある刀をさっさと捨て、これからはカンパニーぜよ、と。武器を売りまくるぜよ、と。


かなり先を見通しながらこの国のために疾走したわけです。カッコ良すぎませんか。

 

翻って筆者の30歳前後といえば・・・。
やはり東京から大阪への転勤ですね。人生の第2ステージの疾走が始まる節目でした。が、


送別会の際に酔っ払って電車で寝てしまい、カバンの中身を持っていかれ身ぐるみ剥がされるという苦い思い出がよみがえります。
携帯もお財布もなく都会のど真ん中に呆然と立つ。
まさに東京砂漠にいるプータロー野郎でした。
1週間後に大阪に引っ越すというのに、お金がまったくない。お財布すらないぜよ、と。
そんな切実な問題を抱えながら生きていました。

 

 

こうやって偉人と自分を比較すると、なんと自分の小さいことよ。。差がありすぎます。

 

でも、いろいろなことに気づかされます。
まず、偉人の年齢が若い。若すぎませんか!?
よく映画やドラマで渋い俳優が演じたりしますが、実際はもっと若かったのですね。
そしてその若さに関係なく、偉人たちの目線は高く、広い。


「この国の未来をどうしていきたいのか?我々は。」

 

という論点をもとに、自らの使命を常に練っていたのでしょう。
だから、その短い人生がとてつもなく濃い。
人生とは長さではなく、濃さなのかもしれません。

筆者はもう40を超えたおっさんですが、未だこんな論点は正直持てていない。
恥ずかしながら銀行口座の残高が気になったり、最近お腹出てきたなぁとビールを飲んだり、と到底同じ人間とは思えません。

 

でも。私もあなたも一度きりの人生です。


彼ら偉人のようにはできなくても、小さなことでも「この国の未来のため」に何か挑戦できることがあるのではないか、昨夜に高架下の古びた居酒屋でハイボールを飲みながらそんなことを考えました。ジョッキにレモンの絵柄が描かれてあったのですが、筆者には光る電球に見えていました。

 

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やはり、やろう。

 

 

唐突ですが、

筆者は2019年より、未来をつくる子供たちに向けた、
新たな教育ビジネスを始めます。

 

この秋口からふつふつと考えていたことです。
詳細はまた今度。

 

帰省。

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父の3回忌ということで、1泊2日で帰省中です。
母が一人が住んでいる実家。約一年ぶりですが、来るたびに寒々しい。


しかし、当の母は肌ツヤがよく、以前より元気でした。
壁にかかっているカレンダーを見ると、毎日何かしら予定が入っています。
パソコン教室、着付け教室、なんとか体操、コンサート、食事会・・・
お金にならない予定ばかり、と笑っています。


「今が一番楽しいかも。」
母はそう言っていました。
嫁いでから3人の子供を育て上げ、義父、義母、夫を看取り、ようやく自分に時間を使えることが幸せだ、と。
たくさんの友達とわたしの人生を取り戻しているのよ、私。


母は強し。エネルギッシュな母でした。
人生色々あれど、人の幸せとは置かれた環境によって決まるのではなく、どこまでも自分次第ですね。

 

「あー、今わたしは幸せだ。」

シンプルにそう思えばいいのだ。

 

「思い立ったが吉日」とは果たして本当なのか!?

思い立ったが吉日で会場を予約したはいいが・・・

 

法人向けに研修をしていると、ほぼ毎回受講者から聞かれるのは、
「個人向けに講座とかしていないんですか ?」「ぜひ、やって下さいよ!」

 

ほぅ、やってほしい、か。やってほしい。。フフッ、甘味なささやきです。本当に有難いご要望です。

 

しかし、今までずっと法人中心でやってきた筆者。
個人向け講座か・・でもこれだけお声を頂くのは、天のアドバイスなのかも。やろうかな…。


「やっちゃえよ!」どこからか矢沢永ちゃんのような声が聞こえてきました。
きしくもテレビでちょうどゴーンさん逮捕のニュースが流れていました。ほんとやっちゃった、ようです。

さて、何かに背中を押されるような感覚で、すぐ3週間後の会場をネットで調べ押さえました。
冷静に考えると、ちょっと無謀なスケジューリングです。果たして集まるのか…と。
しかし、善は急げ。思い立ったが吉日ですわ、お母さーん。

 

そして、普段ほぼ投稿もしないほったらかしのフェイスブックに告知をしてみました。
参加しそうかなと思う方には直に連絡を。

さて、当日集まったのは?

当日参加されたのは、2名でした。
正確に言えば、数名のキャンセルがあり減りました。


商売的には赤字です。会場代すらペイしません。
これを世間的には「失敗」と呼ぶのかもしれません。

 

 

しかし、筆者は負け惜しみではなく、思い立ったが吉日で動いて良かった、と心の底から思っているのです。
その2名は大満足してくれました。いい時間だった、と。
またやるときには参加したい。
次は連れて来たい人がいると紹介予定まで言ってくれましたよ。

なんかね、大のおじさんがうるうる泣きそうになりましたよ。
いつも法人向けの請負仕事をスマートにこなしているコンサルタントがね、一人でやってみれば集められたのがたった2名ですよ。日頃人様にあーだこーだアドバイスしてる筆者が集められたのが2人だったわけです。この無力感。情けなさ。
こうやってブログに正直に書いていることも恥ずかしい。


でも・・・よかったんです。
なんか自分の力で稼いだ数千円の価値。
数年前に独立して初めて頂いたお金の感覚と似てる。
大切なことを忘れていたなぁと。

再びここからだ、と思いました。

参加していただいた2名の方が神に見えました。2名「しか」集まらなかったのではなく、2名「も」来ていただいたのです。

 


個人事業は「恥」をかくことが、将来の「儲け」につながる。

最近恥ってかきました?
組織で働いていると、実は恥ってあまりかけないものです。
ましてや筆者の年代は管理職だったりする。少なくともベテラン層です。ますます恥なんてかけません。
そもそも組織というのは、リスクを回避する重力が働くから、思い切ったチャレンジはしにくいものです。


でも、恥をかくのは、チャレンジした証


個人事業は何歳だろうが、自分次第で恥をどんどんかけます。
つまり無限にチャレンジできる、ということです。そして、恥をかくことで学べます。


筆者は今回ノートに10個の学びを書きました。全体の段取り、集客、企画内容、打ち出し方、講座の内容、法人向けとの違い・・・

やってみないとわからないことなんて、社会にはごまんとあります。
恥をかいた瞬間は、本当に情けなくなります。いい年してかっこ悪いし。


でも、その先には光(儲け)があることが改めてわかりました。

 

 

恥、失敗なんて「かすり傷」

来月も個人向けに講座をしようと思います。
だから、「思い立ったが吉日」は本当であり、おすすめしたい。
恥からの逆転劇をつくっていこう。
そう思った筆者です。

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自分で未来を描き、自分の未来を選ぶ。

わが子を自転車で保育園に送りに行く途中、年甲斐もなく米津玄師という気鋭のアーティストのLemonという曲「夢なら〜ば」を口ずさみ始めたら、虫がすっと口のなかに入ってきて3秒で終了した筆者です。

(まだ虫飛んでるのか・・・。)

 

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今日は、クライアント企業の経営幹部ミーティングをしてきます。
(筆者は組織コンサルティングが本業です。)
ビジョンデザインについて話し合います。

 

経営にはビジョンが必要だ、と言われます。

なんとなく歩いていたら、富士山の頂上にいた、なんてことがないのと同様に、向かう先を決めないと彷徨うだけです。
でも、社員の多くは会社のビジョンをアクセサリー程度に思っています。
あることすら知らない、という人もたくさんいるでしょう。

 

この認識を変えていくと、組織が変わります。

(そこに筆者の仕事が生まれるのですが。)


あったらいいな、ではなく、必需品なのです。ビジョンは。未来が変わるから?いえ、ビジョンの存在によって、「今の私たちが変わる」からです。

この理由はまた書きたいと思います。

 

大企業はともかく、多くの中小企業のビジョンは「無」か「ぼんやり」しています。
無なのは論外ですが、なぜその多くはぼんやりしているのか?
あいまいな言葉を使うからです。
無理なワンワードや意味不明な熟語に押し込めるからです。
結果として見た瞬間、情景が映像として浮かばないのです。

 

いつも筆者の常套句は、
「それ、小学6年生がわかりますか?動けますか?」です。

 

おすすめは、物語にすることです。
かっこつけてキャッチャーな表現にすればするほど、社員の気持ちは冷めていきます。
筆者の「描く」の定義は、「物語ること」です。


今日は何か1つの正解を論理的に導き出すというよりは、
人と人の脳みそをつなげながら、明るい未来を描いていく場になります。
要はブレストです。物語の材料を子供のようにワイワイ掘り出してきます。


「それ、実現したいね〜ワクワク」
いいおっさんたちからそんな言葉が出たら筆者にとって、最高のゴールです。

 

 

ちなみに。
企業でも、個人でも同じです。
あなたのライフビジョンは描けていますか?
最高の人生には必須かもしれませんよ。


自分で未来を描く。これは意外とやらない。

誰でもできることなのに。


未来はいつも面白く”でっち上げ”ましょう。
それを自分で選ぶと決めていくと、未来から選ばれる
ささやかな経験から、そんな気がしています。
(こんなこと巷の自己啓発本に書いていそうですね)

 

筆者は少しでも不安が頭をよぎり始めたらすぐビジョンを描きます。何度も何度も。
特に筆者のような個人事業主というのは、常に不安と理想の狭間で揺れ動く生き物です。

 

あなたもよかったら週末、ゴロゴロしていないで、やさしい物語を描いてみてくださいね。

 

どんな形でもいいと思います。
物語の作り方、もしよかったら教えます。
A4の紙1枚とペンがあれば、大丈夫です(常套句)。